富士山(富士宮口)

データ
■登 山 日 
2007.8.16 天候:晴れ
■コ ー ス 
富士宮口五合目(標高2400m)〜富士山頂上〜富士宮口五合目
■コース総距離
10km(登り:5km、下り5km)
■参考所要時間
登り:5時間、下山:3時間 (休憩時間は含まず)
■実際所要時間
登り:6時間、下山:7時間 (休憩時間を含む)




●記録的な猛暑が続く 2007年8月16日、富士山に登ってきました。山に登るのは小学校の
 遠足で行った、奈良県の金剛山以来でした。(耐寒訓練?とかいうやつ)

富士山には登山ルートが4ヶ所あり、今回登ったのは距離が一番短いとされる「富士宮ルート」。
五合目まで車で行けるので、スタート地点は五合目になります。

                       ★その他のルートの登山レポートはこちら

   



登り始めに急な段差があり、「これからどうなんねん」という感じだが、後は比較的緩やかな傾斜が続き
  六合目までの距離は短い。しかし、最初は身体を慣らす意味で意識してゆっくり登った方がいいだろう。
  地面の状態は、所々に大きな岩が混ざった砂利。




最初は急な段差の岩場が続く。途中、砂利になったり岩場になったりと変化する。
  ここの区間は長く感じる。地図で見ても、一番距離が長そうだ。




まだまだ続く、長い長い七合目。地面の状態は一定ではなく、常に変化している。




この辺りから徐々に険しい岩場が多くなってくる。




前半は砂利が多く、後半は段差のある岩場がある。




ここからが登りのヤマ。傾斜がきつくなり、地面の変化が激しい。

   



距離は短く山頂はすぐそこに見えるのだが、空気が薄くかなりキツイ区間。傾斜もキツイ。
  八合目から上の全般的にいえる事だが、コースの途中の何箇所かに切り立った崖のような
  場所があり、バランスを崩して落ちると危ない場所があるので注意が必要。
  頂上に着いても、「日本最高地点」の標識は少し離れた所にあり、さらに坂道を登る。




てなわけで、無事登頂 (^o^)丿

    
そして、登ったからには降りなければいけないこともお忘れなく。下りは登りより楽だと思いがちだが
疲れた身体での下りは想像以上にツライ事を覚悟した方がいい。
    
今回も、登りは6時間。下りは休憩が多かったので7時間もかかった。しんどかったら無理をせず山小屋で
休憩した方がいいと思う。山小屋では食事もできるし(味は期待しないでね)、トイレも洋式で思ったよりも
キレイだった。
    
しかし・・・本当に富士山は大きかった。こんな大自然の前では、人間の悩みやしがらみなんてホントに
ちっぽけなもんだよ。しんどかったけど、登って良かったと思う。


今回の登山で何百何千人もの人達が、片足で登る私の姿を見たと思う。登山道の途中ですれ違う人達が
最初は私を見て驚くが、「負けてられない。自分は二本の足があるのにへばってられない。」と感じ、気力や
勇気を与える事はできたんじゃないかと思ったりする。もちろん、全員がそんな素直な感情を持たなくても
普通の人なら大部分の人がそう思うだろう。
   
私がトライアスロンなどに参加して、健常者と同じ土俵の上でチャレンジする理由は、第一は自分の為だ。
自分の納得する人生を送りたいからという自己満足だ。でも、その副産物として社会の人達に希望や勇気を
与える事ができるのなら、こんなにうれしい自己満足はない。自己満足で社会に貢献しているのだから。
   
「人に見られる事が恥ずかしい。」という障害者もいるが、それはそれで仕方がないと思うし、できる人が
やればいい。これからも身体の動く限りは、こういったパフォーマンス≠ヘ続けていくつもりだ。