●今回は初のフルマラソン挑戦だ。12月までほとんど走りこみができず練習不足は否めないが、たとえ完走できなく
ても、今後ロングのトライアスロンに出る為に、長いランも経験しておく必要があると思って参加する事にした。
12月5日(木)成田空港出発、ホノルルまでは7時間弱で到着した。ハワイは15年ぶり位だったが、現地の天候は雨
で少し肌寒い。寒い日本から常夏の国へ行くのが楽しみだったのだが、体感温度はあんまり変わらなかった。
宿泊するホテルは、「アラモアナホテル」。ワイキキの中心部の繁華街からは少し離れてはいるが、マラソンの受付
とスタート地点までは歩いて行ける距離にある。マラソンがメインで行く場合は便利かも。
大会は12月9日(日)。今回のJTBのツアーは前半に余裕を持った日程で、せっかくハワイに来たんだからマリンスポ
ーツや、あちこち観光で巡りたかったけど、遊びすぎるとレース前に疲れそうなので滞在中は近くの観光とショッピング
だけにしておく。
現地で入ってからも、時折太陽が顔を出すものの天気が悪く風が強い。毎年ホノルルマラソンに来ている人に聞いて
もこんなに雨が降る事は珍しいという。結局晴れた日は一日だけ。なにやら波乱の予感・・・(=_=)
大会当日。やはり雨が止まない。パラパラ程度だが時折スコールのように激しく降る。ハワイとは思えない寒さだ。
マラソンは初めてなので他の大会はよく知らないが、ホノルルマラソンのスタートはタイム順で並ぶようになっている。
一番前が2時間台℃氓ェ3時間台≠ニ、1時間おきに旗があり、ランナーはそこに集合する。
タイムは6時間〜8時間はかかるだろうから「控えめのA型」としては、一番後ろの6時間以上≠ニいう地点に並ぶ
事にした。
完走する気満々だがはたして マラソンはどんなもんか・・・ |
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たとえ、どんなに後ろからスタートしてもランナーは計測チップ≠装着しているので、スタートゲートを通過した時
からタイムが計測されるシステムを採用している。この計測チップはトライアスロンの大会でも使用されているのだが
今回驚いたのはその小ささだ。しかも足首に巻きつけるのではなく、くつ紐に結びつけるタイプでピラピラの軽さ。
時代は進んでるな〜、びっくりしました。着けていても違和感や重さがまったくない。
これが計測チップ→
お祭りのような雰囲気で、みんな記念写真などを撮ったりしてるうちに花火が上がった。
午前5時スタート。
約3万人のランナーが集まっているので後ろの方に並ぶとなかなか集団が動き出さない。
なんとものんびりとしたスタートだ。
しばらくすると進みだし、ようやくスタートのゲートを通過したがまだまだ大渋滞。仕方ないので記念撮影をしていた。
スタートから序盤の5キロぐらいまでは大集団で人を避けながら走るので、かなり無駄な体力を使う。集団の中で
いかに楽に走る事ができるかも今後の課題といえそう。
10キロ地点。
まだまだ身体は余裕だが、この辺からマメができてきて手の平が痛い。せっかく集団もバラけてきたのだが、少し
づつペースが落ちてくる。
15キロ地点。
ダイヤモンドヘッド付近。マジで手が痛くなり、クラッチを突くと骨にひびく痛みが・・・。今まで10キロ以上は走って
なかったのでここまでくれば新記録なのだが、予想より早く限界が見えはじめた。ほとんど歩くペースになる。
電光掲示板は先頭がスタートした時点からのタイムなので、実際はここまで3時間ぐらいかな。思ってたより
かかってしまったが、ほとんど歩きになった時点でタイムは気にしなくなった。あとは完走できるかどうか。
この付近から足にもマメができて痛み出した。シューズはこの大会の為に新調したものだったが、事前に練習した
時には何ら問題はなく、合ってると思っていたのだが。。。どーも、5キロやそこら走っただけでは分からない事が
あるようだ。これもいい経験になった。
手がイタイ・・・足もイタイ(>_<) | ||
25キロ地点。
スポンジを持ってクラッチのグリップを握り、痛みに耐えながらなんとかここまで歩くが、もう手の痛みが限界に・・。
あとゴールまで5キロぐらいなら頑張れるが、まだ17キロもある。
結局、この時点で無理だと判断し、ここから1キロ歩いた26キロ地点で棄権した。
今回、広報担当マネージャーが同行して伴走してくれていたので、ここで止める事を伝え、マネージャーには
ゴールに向かってもらった。
それから、あわれにも棄権した人を回収していく回収車≠ノ初めて乗せられゴールに帰っていくわけだが・・・
なんだかな〜あんまり気分の良いものではないな。乗ってる人達はみんなリタイヤしてるから雰囲気暗いし・・・。
この車に乗せられる事自体、なんか屈辱的な気分にさせられる(=_=) 体力的には全然余裕があっただけに悔しい。
無言の暗い車内で揺られている時に、密かにリベンジを誓ったのであった。
初マラソンの感想は・・・
レースは、残念ながらゴールまでは走れなかったが、練習できてない今の身体の状態で26キロ地点まで行けた事は
大きな自信になった。マラソンの距離感は分かったし、佐渡トライアスロンのラン(ハーフ)に対してももう不安は無い。
マラソンに関しても、「傾向と対策」ははっきり分かったので次回は走れると思う。
負けて学ぶ事多し!ってとこですか
レース中にたくさんのランナー達が声をかけてくれた。なんせ3万人のランナーがいるのだから、100人に一人が声を
かけてくれたとしても、300人にもなる。傾向としては、日本人は拍手してくれる人が多くて、外人のランナーは
「グッジョブ」とか「ルッキンッグッ」てのが多かった。序盤は俺もスマイルを返してたのだが、手の痛みがひどくなって
からはそんな余裕はない。挨拶は伴走のマネージャーに一任して黙々と走っていたが、ちゃんと皆さんの応援は聞こえ
ていたからね。決して無視してたわけじゃないので許してね〜(^^)/~~~ ありがとう〜
プライベートスナップ
何か食ってる写真ばっかだな・・・・まっいいか(^_^;)