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瞽女供養塔
瞽女供養塔
瞽女悲話
暖かい伊豆の山々でも春の雪は悲しい物語を残しています。
三味線を弾き、歌を唄い踊る盲目の旅芸人を瞽女と言った。
瞽女の足は遅く、この峠の道で、大雪に遭い凍えて死んだと言う
雪が消えて村人が見つけ、きのう三味を弾き、歌を唄って一夜を楽しませてくれた瞽女さんの哀れななきがらをねんごろに葬ってやったと言う瞽女の塚が今もある。
そして村人は旅人の安全を祈って、瞽女観音を祭ったと言う。
盲目の身で厳しい芸を修め、女の歓び哀しみを越えて生きた芸道の祖として芸事が上達すると伝えられ、芸能人の信仰が厚いと言う。

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