変わらないよな……
この距離も……
この思いも……
日常
只今休憩中
尸魂界内にあるとても長閑な場所
俺と雛森は何時もそこで昼食を摂る
「今日も気も良いね♪日番谷君」
ニコニコしながら言う雛森
俺の事を「隊長」と呼ばないのはこの世界でも雛森だけだろう
「ああ……」
「ふふ……眠たそうだね……」
「疲れてるからな……」
「そうだよね…………膝枕してあげよっか?」
「ああ……ありがとな……」
「どういたしまして♪」
その会話の後雛森の膝に頭を預け俺は寝てしまった……
「ふふふっ……相変らず可愛い寝顔してる♪」
日番谷本人が起きていたらとても怒る台詞を普通に言う
「隊長」「副隊長」と言う階級を取り払えば唯の幼馴染でしかない二人にとって
この一時の休息はその幼馴染に戻れる唯一の時間
「それにしても本当に気持ち良い……うわぁ……眠たくなっちゃった……」
あまりにも気持ちいいのか雛森までも寝てしまった……
まぁ……かなり平和でこんなにも暖かいので良しとしますか……
「おい……起きろ雛森……」
「ふっ……うん……」
「休憩時間終わったぜ……」
「へっ?………えええええええ!!!!!」
「隊舎に戻るぞ」
「うん!!!!」
「それにしても何で膝枕してる奴が寝るんだよ……」
「だって……気持ちよかったんだもん……」
「……まぁ良いか……」
(雛森の可愛い寝顔が見れたしな……)
実は雛森を起す少し前に起きていて雛森の寝顔観察をしていたり……
たとえ距離や関係が変わらなくても
雛森のそばに居れれば良い日番谷でした