存在理由


俺は何をやっているんだ……

大事なものも守れずに……

何のために力を付けたんだ……

守る為じゃなかったのか……



言い表す事の出来ない感情が溢れてくる……

「護」

これが名につくものは……

大事なものを護ったのに………

それより先に力を付けた俺は…

それよりも先に力をつけたのに……

俺は……

俺は……

何一つしてやる事が出来なかった……

護る事の出来なかった俺の

俺の………

存在理由は………

今度こそ君を

「本当」に「護る」

唯それだけだ……