12月24日
クリスマス・イブ
街中ではクリスマスソングが流れ
恋人達が歩いていたり
街はイルミネーションが凄く綺麗である
聖夜に贈られたい物
アリス学園という隔離された場所でも
クリスマスはとても賑わう
特に初等部のクラスは
そして此処にも小さな恋人が
「棗♪明日のプレゼント用意した?」
「してねぇ」
「なっ何で?」
「面倒くせぇ……」
「プレゼント1つ買うのを面倒くさがってどうすんの……」
そう明日はクラスでプレゼント交換がある
勿論ランダムに廻るので自分のが誰にいくか
逆に誰のが自分にくるかは運次第
特に棗も蜜柑も人気がある
皆がプレゼントを狙っているのだ
お祭り人間の蜜柑は気にしていないのだが……
「それになぁ……お前にいく確立が少ねぇ……」
「ええやん」
バンッ
その辺の大木に押し付けられる
「なっ棗?」
「お前は俺の彼女と言う自覚が無いのか?俺はお前以外のは要らねぇんだよ!!!」
「棗」
そう言われるとそうである
だってクリスマス
恋人がいる人はその他からは要らないのが普通
親しい友人からなら未だしも……
「ご…ごめん」
「蜜柑」
「何?」
口に触れるか触れないかのキス
「棗///」
俺が欲しいのはお前だと口が避けても言わないが
それは今だから
時が来たら
必ず攫うさ
クリスマス・イブに
Merry Christmas!!!