戻ってきた

私はこの「アリス学園」という場所(ち)に

5年−−−−−−

なにやら中が騒がしい

嗚呼……

そうだったわね…





君は本当に居たのだろうか3





私が戻ってきたという報告(しらせ)は
かなりのスピードで学園中に知れ渡ったみたいね……

まぁ……だからこの状況になっているんだけど……


「何?」

分かっているけどまぁ……一応ね……

「つい先日の話「初等部校長の元でくらしている年近の女」という噂話」

そういえば耳にしたわね……かなりの美少女だったとか……

つまり……

「売れるわね……(写真が)」

「いや……(変わってねぇ…)今はそこじゃねぇ……」

「分かってるわよ……蜜柑であると言う確証が欲しいんでしょ……」


じゃなきゃ私に頼みごとをこの2人がするはずないものね……


「ウチは初等部校長のところに行く」


そう決めてから5年

その後不自然とも取れる消息不明という状況

表向きには「アリスが無くなった」との事だけど……

時期が時期だけに

かなり不自然ともいえなくも無い

しかも2つのアリスが同時に消えるなんて……

どう考えたっておかしい


成る程……

「あの子の周囲の状況がなんとなく判った……」

「で?」

「「?」」

「その情報……どうするの」

「伯父である高等部校長の元へと」

「最終的には「蜜柑」を取り戻す」

「あんな下郎の元になんか置いて置けないわよ「私の」大事な「蜜柑」」

「幸い今は学園祭中生徒がどこにいてもおかしくない」

「つまり確証を得られるのはこの時を逃したら無いといっても過言ではないわね」



3人が結託している一方で

「雪姫」はと言うと……


「楽しそう……」

(あの2人…何を知っているの……私は……「雪姫」

「ペルソナ」

「何を考えている…」

「さっきの2人について……あの2人は一体?」

「ただの一生徒にすぎない……気にするな…」

「…そう……学園祭を回って見たいのだけど……」

「聞いてこよう……」

そしてペルソナは校長の元へ

「「一生徒」……でも…知りたい」

だって懐かしい感じがしたから

安心もした

私は……私の本当の居場所は……

ここじゃない







気がする