田町/三田(港区)近くの鍼灸専門治療室。肩こり、腰痛、膝の痛み、五十肩、しびれ、スポーツ傷害、冷え性などに。

症例 ~肩こり、腰痛、不眠、冷えに対する鍼灸~

患者さんについて

32歳 女性 (会社員、主にデスクワーク)
初回来院日:10月15日

症状:肩こり、腰痛、疲労感、頭痛、足の冷え、不眠
これらの症状が10年前からあり、年に数回、マッサージや鍼灸などを受けていたが、施術を受けても数日で元に戻ってしまうとのことでした。症状は年々少しずつ強くなってきていたので、当室のホームページをご覧になり来院されました。

※2年前、帝王切開にてご出産されています。

初回の身体の状態

施術者による病状の把握
・手首の脈はやや触れにくく、拍動に力がありません。体力の低下を示すサインです。
・腰、下腹部、足先に触れるとかなり冷えています。帝王切開された方に多くみられる状態です。
・頭にやや熱っぽさがあります。下半身が冷えている方は、その一方で上半身がのぼせやすくなります。
・胸元にもやや熱っぽさがあります。不眠の方によくみられる状態です。
・首、肩、背中、腰の筋肉が硬く緊張しています。

施術方針・施術方法

1.鍼による施術
鍼には以下の効果が期待できますので、これによって上記の異常を調整していきます。
・筋肉の緊張をやわらげる効果
・鬱滞している熱を散らす効果
・冷えている部分を暖める効果

また、この方は非常に感受性が敏感なので、マッサージを受けた後も、いわゆる“揉み返し(施述後に反って痛みが強くなること)”がくることが多いとのことでした。よって、鍼施術も刺激の少ない接触鍼によって行いました。症状に対応した手足のツボや、異常のでている患部を中心に施術しました。


≪接触鍼の様子(モデルは別の方です)≫

2.灸施術も併用
鍼と併用して、冷えを暖めるのに有効な灸も施しました。灸はヨモギの葉っぱの線維を感想させた艾(もぐさ)をお米の半分程度の大きさにひねり、線香で着火し、ツボを温める施術です。火が皮膚に到達する少し手前で指でつまんで火を消しますので、ほとんど熱さはなく、心地よい温かさを感じる施術です。


≪お灸の様子(モデルは別の方です)≫

経過(鍼灸による変化)

◆2回目(10月17日)
初回施術後、肩こりは10分の7程度に軽減し、今日まで維持されていました。また、ふだんは眠りが浅く、5~6時間で目が覚めてしまうところ、鍼灸をした日の夜は11時間もぐっすり眠ってしまったとのことでした。

◆3回目(10月21日)
肩こりは初回の約半分程度になっていました。腰痛はあまり感じることなく、足の冷え感も以前より軽減。この1週間は平均的によく眠れ、全身的な疲れも軽くなっているとのことでした。

施術者による診たて
・脈が初診時よりも力強くなっています。体力の回復を示すサインです。
・お腹や足の冷えが改善していました。
・肩、背中、腰の筋緊張がやわらいでいました。

これ以後も、少しずつ間隔をひろげつつ通院していただき、良好な状態をキープされていらっしゃいます。

まとめ

まずは大切はお身体に関する情報を、症例として掲載許可してくださった患者さんに心から感謝申し上げます。

現代社会の生活のなかでは、この患者さんのような症状に長年悩まれている方が大勢いらっしゃいます。しかし適切な対処をすれば、10年来の症状であっても改善し、良好な状態をキープしていくことも充分可能です。

この『症例』のページは、鍼灸の概論的な説明や、患者さんの体験談(感想文)では伝えられない施術の実際の様子を知っていただくために作成しました。「鍼灸に興味はあるけど、どんなことをするのかイメージがわかないから不安・・・」という方のご参考になれば幸いです。

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