log 2005 2 - 4
「遅いぜ、ルーキー」 テニスの王子様 越前 / 男主人公一度だけ、言ったことがあった。
試合しない? と。
あのときの彼は、こう応えた。
お前がもっと強くなったらな、ルーキー。
やっと叶う。
彼はすでに、そこに居た。
自信を窺わせる、楽しそうな顔をしながら。
「遅いぜ、ルーキー」
振り返った彼が感じるさせるものは、この試合がどれだけ楽しいものかを予想させるには充分で。
自分でもわかるくらいに勝気な笑みを浮かべて、一歩、踏み出した。
周りのざわめきが、遠くなる。
手塚たちよりも1つ上くらいの強い先輩なイメージで。
「その件に関しては・・・。」 ホイッスル! シゲ / 女主人公
「その件に関しては・・・。」
「関しては?」
「・・・・保留、ということで・・・・」
何の変哲もなく、普通に楽しくスクールライフを送っていた私が、
この学校できっといい意味でもよくない意味でも一番有名な佐藤成樹君と初めて話したのは2日前だった。
「なぁ、姫さん。」
まさか、それがこんな急展開になるとは思ってもみなかったけれど。
「保留、なぁ・・・」
「出来れば・・・」
「俺な、まどろっこしいのって嫌いやねん。せやから聞いてもえぇ?」
「はい?」
「俺のこと好きか、嫌いか。はっきり言ってえぇから。」
「・・・・・・・・嫌いじゃ、ないです」
小さく、呟いた。
今まで、いろいろと噂を聞いてはいたけど、
けれど、悪い人じゃないというのはこの2日間でわかったから。
「ほんなら、とりあえずお試し期間っちゅーことでどうや?絶対好きにならせたるから。」
そんな言葉に、どれだけ自信があるんだろうと思うのと同時に、
笑みを浮かべていうこの人のことを、かっこいいと思っているのも確かで。
「・・・・・うん。」
こう答えている時点で、私はもう彼の手の中にいるのかもしれない。
シゲは押しが強そう
「恋せよ中年!」 ホイッスル! 三上・藤代 / 男主人公
「「恋せよ中年!!」」
部室から聞こえた声とばか笑いに、三上は眉をひそめた。
ガチャリと部室のドアを開ければ、そこには予想通りの姿があって、
はぁ、と息を吐いてから三上はその2人の近くへと歩み寄る。
「なーにやってんだお前らは。」
「あっれー三上じゃん。」
「監督の恋を応援してたんスよ〜」
「・・・・・は?」
彼らのいう監督は、間違いなくうちの桐原監督のことだろう。
その桐原監督の顔を浮かべながら、三上は眉を寄せた。
「・・・・なんで。」
「ほらー監督って離婚してっけど、正直水野のお母さんのこと好きそうじゃん?」
「なんで先輩とエールを送ってたんスよ!」
「「恋せよ中年、恋せよ中年!!」」
また騒ぎだした、強豪武蔵森のエースストライカーの後輩とDFラインの要である同級生の姿に、
10番の司令塔は大きく溜め息をついた。
実はこれ書いてるときに「To Shine」を思いつきました。
「あなた、嫌い。」 テニスの王子様 忍足 / 女主人公
「あなた、嫌い。」
「俺は好きやで?」
「嫌い」
「好きや。」
「嫌い。」
休み時間の、騒がしい教室の窓際の席で繰り返される問答。
それに気づく者もいないまま、休み時間はすぎていく。
嫌い、といい続けられている忍足は、けれど浮かべた楽しげな笑みを崩さない。
「どの辺が?」
「誰にでも優しいところとか、口が上手いところとか」
「それだけなん?」
「・・女の子にモテるところとか、よく女の子と話してるところとか。」
「それって、ヤキモチゆーんやないの?」
「・・・・・・嫌いだよ。」
少し間を開けて言葉を返してから、
彼女は先ほどの授業の課題から顔を上げ、ようやく忍足へと向き直った。
「君はどんどん私を好きにさせるから。」
忍足の顔に、笑みが浮かんだ。
こんな問答に気づいちゃったクラスメートは大変。
「あきらめたら?」 Harry Potter ジェームズ / 女主人公
あれはまさに、激戦だった。
その日そのときその場に居合わせたホグワーツ生は、みな一様にその言葉を日記に記したという。
それほどまでにすさまじかった、
グリフィンドールを代表するクィディッチメンバーの同士の戦い。
ヒュンヒュンという細い音は、2人のBGMとしての効果すらも果たしていなかった。
「あきらめたら?」
「それはこっちの台詞だね!」
余裕綽々の彼女の言葉に、ジェームズは返すようにニヤッと笑う。
お互い、引かず譲らず。
そんな2人の争いは激しくなる一方で、
そう、それはこのホグワーツでもまれを見るほどのものになっていた。
「・・・・・・・・カエルチョコくらいでそこまでムキになってんじゃねぇよ・・・」
その2人をみながら、呆れたようにコーヒーを飲むシリウスの言葉は、
白熱して残り1つのカエルチョコを争う2人には聞こえていなかった。
こういう馬鹿なことをしてみたいなぁ、とか。
「ありえない。」 アイシールド21 ヒル魔 / 女主人公
どこかの馬鹿の台詞ではないけれど。
「ありえない、だねぇ」
「うるせぇな」
ヒル魔は少女を軽く睨んで見せた。
だが、そんなことは気にも留めないという様子で、珍しくも風邪をひき寝ているヒル魔に氷枕を渡す。
どうせならおいてあげようとも思ったのだが、さすがにそれは止められて。
そうして彼女は、そっとヒル魔の顔をのぞきこんだ。
「何だ」
「んー・・・」
思案顔をする少女の髪が、ヒル魔の顔にかかった。
相変わらず柔らかい髪だと思いながら、その少女の髪を掬い、耳にかけさせる。
「移してみる?」
人に移すと早く治るっていうじゃない、と、少女が言葉を紡ぐ。
蛭魔妖一は、このアメフト馬鹿は、アメフトをやっていてこそ蛭魔妖一だから。
きっとこうして寝ているだけなんて、相当なストレスになっているのだろう。
そう思う少女に、ヒル魔は呆れたように溜め息をつく。
「この糞女。」
言葉と同時に、ヒル魔は耳にあった手で、少女を引き寄せる。
そして、そのまま自分の唇を彼女の唇に合わせた。
「・・・移す気、満々?」
「さぁ、どうだろうな。・・・文句あっか」
「まさか。」
ふわり、と、少女が笑う。
その答えに満足そうに笑って、ヒル魔はもう一度彼女を引き寄せた。
ヒル魔を書くと、どうも雰囲気が大人っぽくなるというか。
「無理。絶対、ムリ。」 ホイッスル! 三上 / 女主人公
「無理。絶対、ムリ」
頑なに首を横に振る少女に面白そうに笑って、三上はさらに顔を近づけた。
「何言ってんだよ、今更だろ?」
「で、も、心の準備というものが・・」
「それも今更。」
「でも、やっぱそれは・・・」
「付き合いだしてどんだけ経つと思ってんだよ」
三上の言葉に、だんだんと少女は追い込まれる。
別に、嫌だというわけではないのだ。
ただ、恥ずかしいというだけで。そう、恥ずかしいだけで。
「で、でもさ、・・もしも別れたときとかに・・・・」
「何?お前は別れる気なの?」
「そんなの全然ないけど・・っ!」
顔を上げた少女の前には、独特な彼の笑い方。
その笑い方は、随分昔から見てきたものだ。彼らの関係上。
「なら、いいじゃねぇか。ちょっと早い婚約披露ってことで。」
「・・・・・・早すぎ、だよ・・・」
そうやって俯いた少女が、嬉しさと感激のあまりに
顔を真っ赤に染めて目を潤ませていたことを、三上はもちろん気づいている。
長い間、ずっと見てきたからだ。妹分として、女として。
「じゃぁ、今日こそ言おうな。叔父さん達にも」
「・・・・うん」
そうしてここに1組の従兄妹が、親公認の恋人となる。
いとこって関係、好きです。友達とも身内ともちょっと違うっていうね!
「しつこいよ。」 Harry Potter シリウス / 女主人公
スタスタスタスタ。
トントントン。
スタスタスタスタスタスタ。
トントントントン。
スタスタスタスタスタスタスタスタ。
トントントントントントン。
「・・・・・・何か用?」
「いや、特になにも?」
「ならこっち方向に何かあるの?」
「さらにないな。」
「それじゃぁポッターたちのところにでも戻れば?」
「今の気分はそうじゃねぇんだよな。」
「気分で付いてこられるとかかなり困るんですけど」
「じゃぁ、強いていうならそのちっこい歩幅で歩いてくのが可愛いなーと思ったから」
「生憎と私の足はブラックほど長くないんで」
「いいじゃん、俺としては全然アリだと思うけど。」
「・・・・・しつこいよ。」
「ナンとでも?」
いらいらしてる女の子を追いかける笑顔の長身の男の子。
「痛くない」 ホイッスル! イリオン / 男主人公
ぽろぽろと涙をこぼす幼い少女に、同じくらいの年の少年はただただ焦っていた。
「痛くない・・・」
ふるふると首を横に振る少女に、少年は更に焦る。
登っていた木から落ちそうになったイリオンを、なんとか庇えたと思ったのだけれど。
「どっか、怪我した?」
「して、ない・・・」
その返答に、少年は少女の頭を撫でてやることくらいしか思い浮かぶこともなく。
そうしたらまた泣いてしまった少女に、今度こそ何もしてあげられることが浮かばずに。
「いた、かった、よね・・・ごめ、なさ・・・い・・」
そっと少女の、涙に濡れた指が少年の傷に触れる。
少女を守って、付いた傷。
なんだ、と少年はほっとしたように笑った。
「痛くないよ」
その笑顔を見ようと控えめに自分を見てきた少女に、少年はさらに笑顔になる。
だって、きみを守れたんだから。
小学校低学年の可愛い盛りな時期で。(イリオンは天城の妹です、よ!)
「君、使えないし。」 私立荒磯学園執行部 久保田・時任 / 男主人公
「あー・・いいよ、君、使えないし」
「・・・・・あぁ?」
「いや、だってねぇ。久保ちゃん」
「何、俺に振るの?」
「いや、なんとなくだけど」
「あ、そーいえば、コレ」
「お、さーんきゅ。久保ちゃんは気が利くねぇ」
最初の、イキナリに不本意な言葉をかけられて以来、
自分の存在をスルーしたかのように交わされる久保田と少年の会話。
それを聞きながら怒りに身体を震わせていた時任は、もう限界だとばかりに立ち上がった。
「どーした時任ー」
「っるせぇ!仕事だ仕事!!」
壊れるのではないかというほどの音を立てて扉を閉めて出て行った時任の姿を、
しばらくやる気がなさそうに手を振って見送って。
そんな少年に、久保田はぱちぱちと気のない拍手を送る。
「時任の扱い方、うまくなったねぇ」
「そりゃどうも?本家に言われるとは有難い限りだよ」
ははは、と、いつものようにだらだらと笑う少年と久保田。
こうして、私立荒磯学園執行部の時間は流れていく。
知っている方、少なかったらすみません。でも好きー。
「泣かないでよ」 テニスの王子様 越前 / 女主人公
「泣かないでよ」
「・・泣いて、ない」
そうして強がる君から離れていくのは紛れもなく俺で、置いてかれるのは俺じゃない。
今だって俺は辛いけれど、でも俺が今心配なのは君のことだけで。
何年、一緒にいたかな。なんでここで分かれるんだろう。
ずっと一緒だと無意識の中ででも、思い込んでいたのに。
「写真見たときくらいは思い出してね」
「・・・うん」
たくさんの思い出。たくさん作った思い出。たくさんあった、思い出。
一緒に遊んで。一緒に笑って、一緒に怒られて。
この前もらったチョコ、上手かったな。
前に怪我した傷、そろそろかさぶたもとれるといいけど。
でも俺はその傷が治るまですらここにはいられない。
そう思って、それから自嘲する。
君には見えないように。
最後に見る顔がそんな顔、なんて嫌だから。
最後。そう、最後。
きっと、俺は忘れてしまう。
時間がすぎていけば、君がいなくても俺は笑ってるんだろう。
きっと君を、忘れたように。きっと君を、忘れて。
そして、写真を見たときにふと思い出すような、そんなものになっていくんだ。
それの根本はきっと、ただ時間の流れに負けてしまうというだけ。
そう思ってしまう自分が不甲斐無いけれど、これはきっと事実なのだと思う。
君にとっても、これはきっと。
「・・・・元気でね、リョーマ。」
「・・・ん。そっちこそ、無理しないでよ」
さよならは言わない。
けれど、これはきっと、何よりも明確な。
「 さよなら 」
無償に書きたくなった話でした。暗いのが多いサイトです。
「それで、信じちゃったの?」 H2(ドラマ) 比呂 / 女主人公
「それで、信じちゃったの?」
「・・・・・・いや、なんっつーか・・・」
少女の言葉に、比呂は目を泳がせた。
少女は昨日、英雄と出かけた。もちろん、ひかりに言ってから。
「ひかりが真面目に言うもんだから・・・」
その言葉に、はぁと少女は息を吐く。
どうやらひかりは、たまたま会った比呂にからかうように言ったようで。
気まずそうに頭を書く比呂に、少女は続けた。
「比呂くんは、私より英雄くんより、ひかりちゃんのこと、信じたんだ?」
「いや、だからさ・・って、何でお前いきなり英雄のこと名前で呼んでんだよ」
「橘くんって言ってたら名前でいいって言われたから」
その言葉に、あのヤロー・・・覚えとけよ、と小さく悪態をついてから、
仕切り直して比呂が少女に視線をやると、少女は眉を寄せて比呂を見上げていた。
「・・・・まだひかりちゃん、好きなんだ?」
「・・・・・・はぁ?いや、ちょっと待てよ、お前さ・・」
小さく言われた言葉に、比呂は慌てたように続ける。
そんな比呂に構わず、少女は持っていた袋を突きつけた。
「お誕生日オメデトウ」
「え」
「それ、英雄くんもOKだしてくれたから、ハズレじゃないと思うから」
それだけ言って、少女は比呂の部屋を出て行く。
比呂が固まっていると、下からお邪魔しました、という声が聞こえた。
「・・・・・もしかして、こういうこと?」
そうしてやっと出かけた理由を理解した比呂は、慌てて部屋を出た。
もちろん、少女を追いかけるために。
H2おもしろかった。
「馬鹿じゃないの?」 H2(ドラマ) 比呂 / 女主人公
「だから、俺が悪かったって」
「別に、比呂くんに謝ってほしいわけじゃないから」
「怒ってんじゃねぇかよ」
「謝ってどうこうって問題じゃないでしょ、ひかりちゃんのことは」
「だから・・」
比呂が少女に追いついた公園のベンチで、比呂はまた頭をかいた。
すでに少女の目はうっすらと潤んでいて、比呂を見ようともしない。
その様子に、比呂は腹をくくったように1つ息をついてから、口を開く。
「・・多分、ひかりが言ったとかじゃなくてもお前のことも英雄のことも疑ったし・・」
「・・・・・・・は・・?」
比呂の言葉に、少女は更に眉をよせて、比呂を見た。
その顔には、信じられないとありありと書いてある。
そんな少女を強く抱きしめて閉じ込めて、比呂は小さく呟く。
「・・お前のことになると、普通じゃいらんねぇんだよ・・」
「・・・・・馬鹿じゃないの?」
小さく笑って、額を比呂の肩につけて、少女が言った。
その声には、刺々しさは、もうない。
「うるせぇよ」
それがわかった比呂も、小さく笑って言う。
あぁ良かったとほっとして、それから、先ほどから気になっていたことを思い返す。
「どうせだから言うけど、英雄と同じ呼び方なんて嫌だからな」
「・・・・国見君、がいい?」
「・・・・・・・・」
黙って腕の力を強めた比呂に、少女はまた笑う。
「嘘。・・誕生日おめでと、比呂」
上の続編。甲子園に連れてって!
「なんちゃってヒーロー」 H2(ドラマ) 春華 / 男主人公
春華の口から『国見くん』と言う言葉を聞き始めて3年になる春。
やっと、春華は恋を実らせた。
「私にはヒーローが2人いるね。国見くんと、あなたと」
卒業式の、校舎裏。
いつものように笑っていう春華の頭を撫でてから、そっと手を離した。
「違うよ、春華」
「え?」
「なんちゃってヒーロー。」
春華が不思議そうな顔をする。
きっと、そこで隠れてる国見も同じような顔をしているんだろうと思う。
「俺は、国見までの引継ぎなんだ」
俺の言葉に、春華が驚いたように目を見開いて。
ホント、こういう顔は小さいころから変わらない。
「な、なに言ってるの!そんなこと、」
「あぁ、いや。他意はなくてさ。純粋に、お前のヒーローは国見だけなんだよ」
慌てて言う春華を落ち着けるように笑って。
それから姿は見えないけれど、国見に向けて。
「これだけ必死に引き継いだんだから、後は頼むな、エース君。」
え?と首を捻る春華に苦笑して、後ろを振り向いた。
すると、気まずそうに国見が出てくる。
やっぱりなぁ、なんて思いながらも、そんな国見にしっかりと笑ってみせて。
「春華のこと、泣かすなよ」
「・・・おぉ」
その返事にもう一度春華を見て、卒業おめでとう、と頭を撫でる。
何か言いたそうな春華に笑ってから、国見とすれ違うように校門へと向かう。
すれ違うときに叩いた国見の肩に、今まで護ってきた君の全てを任せて。
このお題はH2って決めてた。春華の幼馴染で兄的存在な主人公。
「それ、褒めてないだろ?」 H2(ドラマ) 英雄 / 女主人公
「英雄くんて、ホントになんていうか・・・」
堪えきれないように笑う少女に、英雄は拗ねるように眉を寄せた。
それを見て、少女は正面に座る英雄の頭をポンポンと叩く。
「もう、拗ねないでよ」
「お前がそんなこと言うからだろ」
「だって、本当のことだよ。英雄くん、子供みたい。」
英雄にそんなことを言う人間は多くない。
英雄は基本的に、しっかりしているタイプの人間なのだから。
「それ、褒めてないだろ?」
改めて言われた言葉に、さらに不服そうにする彼氏に、彼女である少女は笑う。
その笑顔を見ただけで、まぁいいかと思ってしまいそうな自分は甘いと、英雄は思う。
「褒めてるよ?」
「嘘付け」
「本当。私、そんな英雄くんが好きだもん」
「・・・・・」
そう言われてしまえば言い返す言葉はなくて。
からかうように言ったのならばまだ返せたのだけれど、
少女はそれを優しく、少し照れたように笑って言ったから。
「・・お前くらいだよ、そんなこと言うのは。」
負けたとでもいうように笑って、英雄は少女を引き寄せた。
ヒデちゃんもかっこいいです。マイナーは自覚してます。
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