阿部くん 榛名さん 示談






「よぉ、。昨日ぶり。(あーやっぱ朝はこの電車か)」

「!(ななななななななんで!?ってか昨日ぶりって!)お、おはよう、タカヤ。」

「(うっわ驚いてる驚いてる)せっかくだから一緒に行かねぇ?」

「(せっかくって、絶対改札で待ってたでしょ!)い、いいよ、うん。」

「(身構えなくても捕って喰ったりしねぇって)つーかお前、いつから俺が西浦なの知ってた?」

「え、えーと・・・(・・・これ言ったら私って軽くストーカー・・!?)」

「いつ?(つーかなんでこいつこんな焦ってんだ?)」

「・・・・・4月、とか?(うわぁ絶対タカヤ、は?とか言うよ)」

「・・・・・・はぁ?(4月ってオイ)」

「・・・!(ほら言った!)」

「なんで声かけなかったんだよ、気づいてたんなら(っていうか同時期じゃねぇか。)」

「(な、なんか怒ってるんですけど!)いやその、あんまり関わりたくないかなーって・・・」

「はぁ!?(んだとコイツ)」

「(ひぃぃ怒ったーーー!!)や、た、タカヤが!私とは関わりたくないだろうと思って!」

「・・・・なんで?(つーかどうすりゃそんな思考回路になんだ?)」

「だ、だって、お兄ちゃんとか、ほら、いろいろと・・・(いやあの、怖いから!)」

「・・・別に、と榛名は関係ねぇだろ(相変わらずわかんねぇやつだな)」

「・・・・・・・・う、ん、かも、しれない、けど(・・今、タカヤ、お兄ちゃんのこと榛名って言った。)」

「かも、じゃなくてないんだよ。(今こいつ榛名に反応したな)」

「・・・ん・・じゃぁさ、タカヤ!(・・触れないほうがいいよねぇ、きっと)」

「なんだよ?(気使ってんのバレバレだっての)」




「これから普通に話しかけるから!」

「どーぞご自由に。」




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