エプソンR−D1&ライカM3(etc)とレンズ達

標準レンズ
 
 
 昭和40年代当初から写真を趣味としたのだが、当時は1眼レフの全盛期の入り口で、最初に使ったカメラはミノルタSR−T101であった。その後ちょっとしたきっかけでレンジファインダーのニコンS3の中古を手に入れたので、S3を入手後は、カラーはミノルタSR−T101、モノクロはニコンS3を使ったのだが、やがてライカが欲しくなり中古のM3を手に入れ、ミノルタとライカの提携によるライツミノルタCL、提携解消後のミノルタCLEも愛用した。
 こんな遍歴のレンジファインダー好きの自分には、エプソンのR-D1は発売以来気になるカメラなれども、その割高感などから1年近くただ漠然と欲しいと思っていた。そんな気持ちが潜んでいたからだろうか、今年の春には露出や距離計がズレたまま長らく放置してあったミノルタCLEも修理した。(幸いにも調整だけで済み部品交換は不要であった)
 また、ヤシカエレクトロ35のレンズのライカLマウント改造を注文したりしたあげく、とうとうR-D1を購入してしまった。

 R-D1を購入して久しく防湿庫に鎮座していたライカマウントレンズに日の目が当たったのみならず、新しい仲間も徐々にふえつつある。レンジファインダー好きと言えども、ある意味もう化石で、いろんなサイトをチェックするとニコンS用レンズを距離計連動でライカマウントへ変換できるアダプターがあることを知った。さらに、フォクトレンダーのプロミネント用50mmレンズのニコンSマウント変換アダプターもある。
 これらは既に販売終了の製品で入手は少しばかり難儀ではあったが、何とか確保出来R-D1で楽しめる。純正ライカレンズも垂涎の的だが中古でも高く、今はライカ以外のレンズに的を絞って収集している。ライカ以外のレンズも結構高いのが悩みの種だが。
 最新のデジカメ、エプソンR-D1と、最早クラッシックカメラの範疇?のライカM3、ニコンS3、そしてライツミノルタCL、ミノルタCLEとレンジファインダー用のレンズ達。自分の気持ちの中に、これら新旧一体となった新しい世界が生じてきた。
 このページでは、まだ数は少なく格段珍しい物もありませんが、所有しているライカマウントのカメラで使えるレンズの紹介や、将来は作例を掲載したいと思っています。
 (レンズ名は古いものは焦点距離がcm単位のものもありますがmmに統一してあります)
(平成17年7月)

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MINOLTA M-ROKKOR QF 40mm F2(M)

 ライツミノルタCL用の傾斜カム採用レンズでQF(クイックフォーカス)の刻印のある初期のタイプである。ちなみに、ミノルタCLE発売時の40mmは平衡カムでもある。
 エプソンR−D1の35mmファインダーで40mmがきっちり合い、コンパクトさと相まってエプソンR−D1の標準レンズとしての出番が多い。
Rodenstock HELIGON 40mm F1.9(ロボット)

 ロボットレンズ→ライカLマウントアダプターを入手すれどレンズは暫らくの間無いままだった。オークションでツアイスのロボット用が2本出ていたがそこそこの価格まで上昇し、自分ではそれ以上のリスクを犯せなく、結局ネットの通販での購入になった次第である。
 このヘリゴン40mmF1.9は大変珍しいものらしく、写真では大変汚いレンズだがせっかくだから珍品に手を出すことした。届いた品も期待通り汚かったが、まあこれは織り込み済み。
 距離計非連動なので近接のF1.9開放の撮影は厳しいが、やはり昔のレンズ、フレアが多く絞り込んでも大して改善されないがこれがまた味わいがある。しかし、今でこそこんなことを言って重宝がっているが昔はこれしか出来なかったのだろう。逆に、今わざわざこんなレンズを出したら売れるんだろうか。多分売れないな!(レンズに曇りも多いことから、絞り込んでも大して改善されないフレアはこの個体の問題かも知れない。)
 と言うことでこのレンズは伊達と酔狂で持っているレンズで、気合を入れた撮影には使えず、のんびりと撮影を楽しむ時のものになっている。
Rollei SONNAR 40mm F2.8 HFT(L)

 駒村商会が販売してるローライ35RFの標準レンズで、ボディはコシナのようだがレンズはドイツのローライ製のゾナーである。
 このレンズは往年の名機、ローライ35に搭載されていたレンズの設計をそのままに現代の光学技術をプラスして交換レンズとして誕生した。もう1本供給されているプラナー80mmF2.8は2眼レフでは独壇場のローライフレックス2.8FXのレンズをそのままLマウント化したものである。
 このレンズのうたい文句は、HFTと呼ぶ最新のコーティングにより逆光に強いということだが、最近のレンズはどのメーカーもコーティング技術は優れていて、格段このレンズが抜きん出ているわけでもない。
 まだ中古の出回りは少ないが、平成17年8月に中古がオークションに出品されていたので落札した。ミノルタのMロッコールも年月が経過しているので、最近はこの最新レンズの出番が多くなってきた。
Schneider Xenon 40mm F1.9(ロボット)

 ロボットのレンズでは一番オーソドックスなレンズのようで沢山出回っている。ネットオークションで落札したのだが、ラジオナーのレンズと同じ出品者で、終了時刻は都合があって入札出来ないので、4時間くらい前にどちらかは落とせるだろうと入れておいたら両方とも落としてしまった。
 ラジオナーの方はちょっと訳ありだが、こちらは数枚試写しただけだが問題なさそうだ。
Chiyoda Kougaku SUPER ROKKOR 45mm F2.8(L)

 ミノルタのレンジファインダー機、ミノルタ35の標準レンズで、ピントリングの形状が独特で「梅鉢型」と呼ばれて人気のレンズである。
 しかし、焦点距離45mmは中途半端で外付けファインダーも適当な物が無いが、レンジファインダー機の気楽さで50mmのフレームでおおよそこなしてはいる。
 このレンズは、ネットで販売済みで買い逃したり、店頭で見て状態が悪かったりで中々手に出来なかったが、ノクトンやカラースコパーを買った大阪の店に行った時、24,000円という価格で思わず買ってしまった。店員も言っていたが、大阪ではミノルタは地元だけあって結構出回っているらしい。
LEITSZ WETZLAR Elmar 50mm F3.5(沈・L)

 現在のところ所有している唯一の沈胴レンズで、ライカのスタンダードレンズとして長期にわたり数多く生産された。
 ライツミノルタCL、ミノルタCLE、ライカM3と使ってもライカのレンズは1本もなく、念願叶って手に入れたのがこのレンズ。通称赤エルマーと呼ばれるレンズもあるが、とても手が出せなかった。
LEITSZ WETZLAR SUMMILUX 50mm F1.4(M)

 平成17年の春、近くのカメラ店で70,000円ちょっとの値段で長い間展示されていた。物は古く所謂第一世代のレンズだが比較的格安。踏ん切りをつけて売値を聞けば65,000円とのことでついに買ってしまった。
 フィルム1本撮影してからレンズにカビ跡を発見。保証付きなのだがカビ跡、果たして保証の対象になるか心配したが受け付けてくれた。が、修理結果は修理不能。販売店いわく、返品可能、もしくはさらに20、000円引き。
 試写済みで特に問題は無かったので迷わず20,000円引きを選択、しめて45,000円での購入となった。
 ズミルックスという響きはもう30年来の憧れの的であり、また手の届かない的でもあったが第一世代のレンズではあるがやっと自分のものになった。しかし、第三世代の最新のハイテクレンズも欲しいと思えど価格は高く憧れの的であることは変わらない。ただ、価格は高くといえども昔と違い全く手の届かない的では無くなったが、価値観から手を出すところまで至ってなく、自分自身のブレーキが利いているというのが正直なところだ。
Nippon Kogaku NIKKOR-S 50mm F1.4 (東京オリンピック)(ニコンS)

 ニコンSレンズ→ライカマウントアダプターで使用。
 このレンズはオリジナルの東京オリンピックバージョンのようで昭和40年代初期に友人から譲り受けた。自分が持っているS3ボディ、20mmF4、35mmF1.8、50mmF1.4、105mmF4といまでは程度の良い物は大変な価格であるが、当時は1眼レフのニコンF等が人気で格安で手に入れることが出来た。
 ’00年にS3が復刻され、レンズはこのオリンピックモデルに新しいコーティングを施し販売された。レンズ単体の出回りは望み薄なので叶わぬ願いだが入手したいレンズである。なんて書いていたが、今ヤフーオークションを眺めたらS3(ブラック)ボディ100,000円、レンズ50,000円で出品されていた。(最終的にはこの価格では収まらないだろうが)ボディは擦れて地肌が見えていたが、このカメラ、こんなにして使う人もいるんだ。
 今回は見送りだが、レンズ単品も可能性も無きにしも非ず。こまめにチェック、チェック!
Nikon NIKKOR-S 50mm F1.4 (Year 2000 Limited Edition)(ニコンS)

 
’00年復刻版のこのレンズをヤフーオークションでやっと手に入れることが出来た。レンズ単品での出品もあったりボディとのセットでの出品も結構あったものの、最低価格が高かったり競り負けたりで縁がなかったが、今回はセットであるがまあまあの価格で落札できた。
 しかし、今はエプソンのデジカメでの使用が主でフィルムカメラではほとんど使わない。また、復刻版のS3ボディは使い倒すカメラでもないし、持ち続けることに魅力はあるもののそんな余裕はないので早々にオークションで処分するつもりである。(どのくらいで処分できるか不安ではあるが)
 レンズはまだ実写してないが、復刻版といえどもコーティングは新しい物なので(コーティングが違うことが購入の動機である)どんな写りか楽しみであるし、今度は懸案のオールドレンズの50mmF1.4、こちらはLマウントを狙っていて50mmF1.4トリオで3本揃い踏みの撮り比べといきたいところだ。
Nippon Kogaku NIKKOR-S・C 50mm F1.4(ニコンS)

 ニッコール50mm F1.4のオリジナルはライカLマウントを探していたが、通販で格安のS用レンズがあったのでこちらを入手した。まあ、高価なアダプターでS用の東京オリンピックバージョンと2000 Limitedを使っているので、S用レンズのトリオも面白い、というより、こちらが本筋かもということでもあった。
 今度は、お値打ちの物があれば50mm F2、こちらもライカLマウントでもS用でも、どちらでも。
COSINA NOKTON 50mm F1.5 Aspherical(L)

 フォクトレンダープロミネントのレンズを3本手に入れてから、コシナのフォクトレンダーレンズに興味を持ち、機会があれば手にしたいと思い出した。
 そんな気持ちはずっと持ち続けていたが、カメラ屋の店頭で格安の1本をみつけた。外観にちょっとしたキズがあり並品だが写りに関係ないところでの並品は大歓迎。と言うことで速攻というか、衝動買いというか。
 これでプロミネントの標準レンズ3本のゲルマン3姉妹に加え、最新ハイテクレンズの大和撫子が仲間入り。
Voigtlander NOKTON 50mm F1.5(プロミネント)

 下のアダプター類のところに書いてあるが、R-D1を使うまでは考えてもいなかったSレンズのLマウント装着。更に、フォクトレンダープロミネントレンズまでものLマウント装着。これは是非とも使いたいということでレンズ探し。
 ノクトンはネット販売で見つけたのだが、プロミネントのボディとセット販売ばかりでレンス単品の販売は見つからない。店にバラ売りやボディの買取を打診しても体よく断られる始末。仕方ないのでセットで購入した。
 この購入はいわくつきの購入で、サイトには「プロミネントU ノクトン50mmF1.5 48,000円」となっていた。プロミネントUのボディでこの価格ならお値打ちと思い注文したが品物は”U”ではなく”T”で、サイトも確認すると写真も”U”ではなく”T”であった。
 注文が3連休の前の金曜日で、店は火、水が休み、入金確認後の発送だと1週間近くかかるので先に商品を送ってくれていて、”U”は表示ミスで恐縮していて返品可能ということだった。でも、他と比較しても、程度の差はあいまいだが価格的には一番安かったのでそのまま購入にした。
 このレンズにはライカLマウントもあるが、極めて少数の生産だったようで30万級の高値で”取引”されているらしい。
Voigtlander ULTRON 50mm F2(プロミネント)

 こちらは運良くレンズ単品購入。ある時にはあるもので2本もあった。価格は35,000円弱、もう1本は5,000円ほど安かったが、程度は勿論高い方が良。同時に比較すれば、5,000円の価格差ならどうしても高い方になるのは世の常?で目出度くゲット。
 クラカメファンでもないし、もう銀塩カメラはあまり増やしたくないので、探し出して早くに単品で入手出来たのは運が良かったのかも???
Voigtlander Color-Skopar 50mm F3.5(プロミネント)

 カラースコパーは大変品薄でネットで探しても一つだけあった。その店はノクトンを通販で買った店でHPに並んで掲載されていた。しかし、両方ともプロミネントのボディとのセットなので、品薄なれどカラースコパーは一旦は諦めた。
 その後ネットで調べてもこの玉は中々出ないらしい。売り出しの店に照会すればまだ在庫中。でも、程度はあまり良くないし、ノクトンの記載ミスの穴埋めで65,000円を36,000円にするとのこと。ボディが2台になるが地元のカメラ店に叩き売りでもいいかな、ということでついに買ってしまった。
 これでプロミネントの3本の標準レンズが揃った。名付けて”ゲルマン三姉妹”。それぞれ違った味??、個性的で楽しめるレンズだ。
FED INDUSTAR26M 50mm F2.8(L)

 
初めてのヤフオクで落札したロシアンレンズで、ロシアンレンズとしても初めてのレンズ。この”インダスター”もネットで探してまず大丈夫だろうと入札した次第。
 試写の結果はちゃんと写り、価格も格安なので、ハラショー! ロシアンレンズのレンズ沼にも嵌りそう。
CANON CANON 50mm F1.2(L)

 人足遅かったり、オークションでは競り合いについて行けなかったりで買い逃してばかりいたこのレンズが、ふと見たサイトでお値打ち価格で売られていた。信頼の置ける店だし、22,000円では今まで買えなかったので直ぐに注文した。数日後この店から更に安い12,000円のものが出ていたが、こちらはカビふき取り跡あり。自分的にはこちらでも良いのだがまあ仕方ない。(格言、買ったら振向くな)
 これは自分のライカLMマウントでは一番明るいレンズで、ライカLMマウント等のレンズ特有の、小ぶりながらもズシリとした重量感は心安らぐ時間を与えてくれる。(下のキヤノンF0.95により一番明るいレンズの座は失われた)
CANON CANON 50mm F0.95(M)

 最近まで考えてもいなかったF0.95を手に入れた。勿論ライカMマウントに改造が前提で。
 最近オークションも高めで、キヤノン7や7sボディ付きで20万円前後も結構あるが、カメラ屋からの購入でキヤノン7とセットで11万円強。改造費は4万円弱だから占めて15万円。酔狂な買い物だが心境は満足。
 写真では倍率が違うので上のF1.2と比べようがないが、とにかくデカイ。フィルター径は72mm(F1.2は58mm)で1眼レフのニッコールやゾナーの180mmF2.8と同じ径だ。
 写りがまた曲者で、数枚の試写程度だが開放ではフレアが多く何とも言い難い。古いレンズに多く見られる味があると言えば言えないことも無いが、単なるピンボケととられかねないような写りだ。
 絞り込めば良いんだが、大口径のレンズは開放でこそ意味があるとも言え、伊達や酔狂で持っているレンズの一つである。
Chiyoda Kougaku SUPER ROKKOR 50mm F1.8(L)

 ミノルタの誇る銘レンズで、元はスーパーA用のレンズとして設計したものをミノルタ35用にLマウント化して転用したもので、アクロマートコーティングと、レンズ高性能化の切り札である新種ガラスを採用した最初の標準レンズでもある。
 中古市場にも少ないようで中々目に触れなかったが、オークションに出品されていたのを無事落札した。拭き傷あり、フィルターネジ当りありの説明はあったが24,500円が落札価格。拭き傷は承知の上での落札だったが、品物が届いて少しばかり落胆でもあった。思った以上の拭き傷。オークションの怖いところだが仕方ない。
 でも、発色はうわさにたぐわず良い発色なので、また、程度の良いのがあれば入れ替えしたい。


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