花巡礼 名桜古木撮影記(2007年)
 古木には殆どが名前がついていて土地の人々との深いかかわりがある。そんな由来の説明や桜への自分の思いに加え撮影ガイドを記載してあります。
 桜の名前をクリックすると写真にジャンプします。

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apr. 9 2007
山の上のサクラ     満開   晴
 今年は3月下旬から11日間ほど中国に行っていたので、桜の撮影はやっと今日になって始動。
 岡山の醍醐桜もピークを過ぎているようなので来年以降の楽しみにしておいて、美濃の桜を目指した。

 この山の上のサクラはほぼ満開、今年は幸先が良いと思ったのだがそうは行かず!! 昨夜電話で確認しておいた
正眼寺の枝垂桜(右写真)はもう葉桜になっていた。
水戸野の枝垂桜     満開   晴
 ここもややピークを過ぎているようだがまだまだ見頃。
 小さな林をバックに逆光気味にやや長めのレンズで狙ってみた。端整な姿が美しい。
 続いて佐見の天王桜、隣の東白川村の弁天桜と2本の桜を目指したが、こちらはやっと開花し始めたばかり。
おなみ桜     満開   晴
 市役所に電話して、山県市の甘南美寺の桜が見頃というので100Kmほど引き返したが、なんと既に葉桜。周辺の染井吉野が落花盛んなので江戸彼岸は見頃をとっくに過ぎているのだが、市の職員は同じ時期に咲くと思っているんだろう。勿論、実際に見ているわけではないのだろうし。
 まだ時間もあるので山の反対側の、旧美山町のおなみ桜へ。こちらはロケハンのつもりだったが丁度見頃。こぶしの花と美しさを競い合っているようだ。
 帰路は各務原市の手力雄神社へロケハン。この神社は火祭りで来た事があるが信長ゆかりの桜が2本あるということ。(祭りの時は気が付かなかった。)勿論葉桜だったが、桜は建物の前にあり絵ずらは悪い。
甘南美寺の桜 弓掛桜   的場桜
apr. 14 2007
森湯谷のエドヒガン     満開   曇り時々晴
 早朝に到着したが天候は思わしくなく上空は灰色の空。時々雲が切れ青空が覗き日が当る。こんな瞬間を待つ撮影は何時ものことだが苛々する。
 天候が回復したので下領家から再び訪れたが、朝と違い観光客やカメラマンも増えていた。

 ここから要害桜へももう一度行き
千鳥別尺の桜(左写真)のロケハンをし、岡山の岩井畝に行く。
下奴可の要害桜     満開   曇り時々晴
 森湯谷からそう遠くない所にある要害桜も天候は変わらず。今日は晴れの予報だが晴れ間が広がるのはまだまだ時間がかかりそうだ。
 続いて蓮照寺に行ったがこちらは既に散り果てていた。
円正寺のしだれ桜・江戸彼岸桜、金秀寺のしだれ桜     満開   曇り時々晴
 ここは二つの寺が並んでいる。円正寺は山門の左に江戸彼岸、右には枝垂桜、円正寺の左には金秀寺があり枝垂桜と3本の古木が並んでいる。
 この3本の古木を1枚の写真に収めたいと思ったが引きが無く諦めた。
 ここにきてやっと晴れてきた。
下領家のエドヒガン     満開   晴
 藤木の桜はもう葉桜。(左写真)

 下領家も心配したがこちらは丁度見頃。駐車場から民家の庭を横切って行くので多少戸惑いもした。
 桜は大分痛んでいるが元気に咲いている。
岩井畝の大桜     満開   晴
 醍醐桜はもう見頃を過ぎているらしいので岩井畝に来たが、この判断は正しく正に見頃。夕日を浴びた姿は何とも言えない美しさだ。

 醍醐桜もまだ見たことがないのでロケハンに。2日前には見頃だったらしいが、昨日の雨で一気に散り葉も出てきたらしい。それでも土曜日ということで観光客もまだまだ多くライトアップもするらしい。鯛焼き屋の親父に、ライトアップされれば満開と同じ風に見えるから是非見て行けと言われたが、基本的にライトアップは反対派なので・・・・。
 津山市内で泊まり、翌日は鏡野町円通寺の一本桜(左写真)、津山の尾所のヤマザクラ(右写真)、兵庫県新温泉町泰雲寺のしだれ桜、豊岡市の竹野のおまき桜と廻ったが、尾所のヤマザクラは蕾が膨らんだ程度、他は散り果てていた。
apr. 20 2007
宇木の千歳桜     満開   晴
 最近天候が不安定で、予報では好天は今日一日だけの見込みなので早朝から撮影開始。
 まずは一番の目的の桜からだが少しばかり迷ってしまった。一昨年にも来たのだが全く記憶に残っていず。しかし、無事に見つけ出した桜は満開で見事。
源平シダレザクラ     満開   晴
 千歳桜から少し下がった所にあるのがこの桜。
 早朝は光は当らないが逆に幽玄な桜に見えもする。
宇木区民館前のシダレザクラ     満開   晴
 さらに下がった公民館前の墓地にある。新しい墓石が多く雰囲気が感じられないのは自分だけ?
宇木大久保のシダレザクラ     満開   晴
 千歳桜に向かって右手側のりんご園の中にある。余計な建物等の建造物がないので写しやすい桜。
隆谷寺のシダレザクラ     満開   晴
 再び集落に下がり隆谷寺に。ここもまだ充分な光線は当らない。境内も狭く引きがないので撮影ポジションを探すのだが中々良い場所がない。もう少し日が高くなってからのほうが良いかも知れない。

 千歳桜から偶然一緒になった方と廻っていて、この後土平の桜に行ったのだが、地元の人も関心が無いような絵にならない桜で撮影はせず、離れているが菅に。ここには2本の桜があるがいずれも咲き始めたばかり。両方ともゴチャゴチャした場所で撮影も難しいところだ。(
右-管狩田八幡宮の桜・左-管十王堂の桜
谷厳寺の枝垂れ桜     満開   晴
 中野市の谷厳寺は境内の一角で桜祭りの売店の準備中であったが、まだ時間が早いので見物客も殆どいなかった。しかし、土日などは案外込みそうなところなので、撮影はやはり平日早朝か?
和美の桜     満開   晴
 高山村も初めて訪れた。開花はまだまだなので早咲きの3本を撮影することにしたが、最初は役場前のこの桜。村内の桜の中では一番の早咲きのようで見物客もそこそこ多い。
中塩のしだれ桜     満開   晴
 高山五桜ではこの桜が一番早い。樹齢も一番若いのだが、やはり若い桜は咲くのも早いのだろうか?
横道のしだれ桜     満開   八分咲き
 なんとか絵になるくらいは咲いていた。近くには坪井のしだれ桜がある。
延命地蔵堂の桜     満開   晴
 高山村を切り上げ一本桜も数多い須坂市に。取敢えず市の天然記念物に指定されている延命地蔵堂の桜から撮影。
 ここは比較的撮影しずらいが桜は見事な桜。カメラマンもチラホラ。夫婦連れのカメラマンがいたが、奥さんが木の下の枯れ枝を片付けていた。
長妙寺のシダレザクラ     満開   晴
 15〜20分位先の長妙寺には2本のシダレザクラが並んでいて、左の背の高い桜は樹齢200年、右の老木は樹齢400年と言われている。
大日向観音堂のシダレザクラ     満開   晴
 ここにも2本の桜があり、確か道案内の看板には夫婦桜とも書かれていた。
 根元にある小屋は気にはなるがロケーションも良く、カメラマンには人気の場所のようで途切れる暇もない。
広正寺のエドヒガン     散り始め   晴
 続いてもう一つの市の天然記念物の広正寺に行ったのだが、こちらは散り始めていた。
 その後、市のパンフレットに載っていて綺麗に見える、中灰野弁財天のフゲンゾウに行ったのだが、最初に行った延命地蔵堂の更に先、かなり山の中にありまだ未開であった。

 須坂市にはまだまだ一本桜もあるが、ここはこれで切り上げ少し離れているが旧浅科村の関所破りの桜に。
関所破りの桜     満開   晴
 関所破りの桜は五郎兵衛記念館の裏にある。
 ここも人気の桜のようで、平日なれども見物客も結構いた。
福王寺のしだれ桜     満開   晴
 今は浅科村も合併し佐久市となっているが、隣の旧望月町も佐久市になっている。望月町は双体像道祖神が多く、昔は撮影に来たこともあった。
 関所破りの桜で今日の目的は一応済んだが、せっかく近くまで来てまだ時間もあるので立ち寄ったが、風格のある桜である。
久保のしだれ桜     7分咲き   晴
 久保まで来て桜を探したが中々見つからない。もう諦めようかとも思いもしたが、特産センター和田宿ステーションを訪れて訪ねたら、向の山の右手上に見える桜と教えてくれた。急で狭い集落内の道を走ったら、桜のやや上に出た。
 桜はまだ7分咲きくらい、見頃には2〜3日かかりそう。
昌福寺の枝垂れ桜     満開   晴
 山に囲まれた信州の夕方は早いけど、まだまだ明るさは残っていたので、今日の最後の撮影に向かうことにした。
 しかし、さすがに6時を過ぎて充分な明るさはないけれど、ライトアップもしてない境内に幽玄に咲いていた。こんな状況の中の桜も乙なものだ。
 これで本当に京の撮影は終わり。明日は好天も望めないので帰宅する。一日だけで物足りないが、効率的に撮影できて満足な一日でもあった。
apr. 27 2007
薄墨桜     八分咲き   晴
 今回は小岩井農場の1本桜が一番の狙いで東北に出かけてきた。途中遅めに咲く桜を撮影しながら小岩井農場に向かう。

 最初は以前撮影したことのある薄墨桜。ここは以前来た時は遅すぎた。今回はやや早めではあったが前回よりは良い写真になった。
 薄墨桜のある伊佐須美神社の境内には江戸彼岸桜の古木「
神代桜」があるが」、こちらは既に散り果てていた。
米沢の千歳桜     満開   晴
 この桜は出かける前は間に合わないだろうと思っていたが、嬉しい誤算でまだまだ見頃であった。
 主幹は無くなっているが堂々とした風格の見事な桜。気に入った桜である。

 この後杉の糸桜に行ったが既に遅すぎ、大鹿桜のロケハンをし、同じ猪苗代町の観音寺に行ったがやはり開花前であった。(
右-観音寺の桜
小沢の桜     満開   晴
 何処に行こうか迷いもしたが結局田村市に来て、まずは人気の小沢の桜に。ここは以前早朝に撮影したが、青空に抜ける晴れの日の午後がやはりベスト。

 (ライトアップも行われているので夜も撮影した。田んぼには水も張られていたが桜が高い場所にあるので間延びして良い絵にはならない。)

小沢の桜の後はライトアップまで時間があるので、桜マップを頼りに周辺を廻る。桜マップの小さな写真で良さそうな桜を選んで廻るのだが、どうしてもという桜があるわけではないので見つからない場合はあっさりとパス。
是哉寺地蔵桜     満開   晴
 桜マップから一番写したい桜として選んだのがこの桜。
 やはり堂々とした風格のある桜でロケーションも良い場所にある。
山田の天王桜     満開   晴
 この桜は桜マップに載っていない桜だが、案内板はある。下山田の桜の別名じゃあないかとも思ったが、下山田の桜はちゃんと別にあった。
下山田の桜     満開   晴
 山田の天王桜から近く、幹線道路から少しばかり奥まった場所の小高い所にある。
壁須のしだれ桜     満開   晴
 この桜も山田の天王桜の近くの道路脇にある。
 急な道路の土手に、古木がへばりついていて、根もあらわになっている。
常光禅寺の桜     満開   晴
 それほで広くない境内なので、よくあることだがポジションの確保に悩む。
お伊勢様の鐙摺石ザクラ     満開   晴
 これは拾い物の桜。雄大で見事な桜。古木なれども枝を支える支柱も無く撮影も気持ち良い。樹齢は800年とあるがこれは少しばかり疑問。
apr. 28 2007
眺陽桜     満開   曇り
 今日は山形県に来たが、天気は生憎の曇り空。置賜桜回廊の桜は満開を迎えているようだが、もっと天気の良い日に撮影済みなのでパスして南陽市に向かった。市内の双松公園にそれほどの古木ではないが2本の桜がある。
 眺陽桜は樹形も整った美しい桜。天気がイマイチなのが残念。
慶海桜     満開   曇り
 眺陽桜の前にこの桜への遊歩道が整備され、200mくらいでこの桜につく。引きがない場所なので全体を写し込むのは難しい。
宮宿の種蒔桜     落花盛ん   曇り
 町の中の建物が立て込んだ場所にあり、写真は良い物になりづらい。
 天候もイマイチ、花もピークは過ぎていたが、再度撮影と言う気には・・・。
塩竈桜     五分咲き   晴
 神社に電話したら大分咲き出したと言うことなので思い切って出かけてきた。
 肝心の塩竈桜は咲き出してはいたが木がこんなにも小さな木だとは思ってもいなかった。(若い木と言うことは承知してはいたが。)
apr. 29 2007
武家屋敷の桜     満開   曇り後晴
 角館の武家屋敷は大変な人出で早朝の撮影なのだが、早朝でも観光客は大変多い。
 天気予報では一日晴れなので急遽来たのだが生憎の曇り空。前回もこんな天気で、青空が覗いた頃は人出が大分増えてからだった。今日も前回よりは早く晴れては来たが観光客はもう途切れない。
 花は満開らしいがどうも花付が悪い。暖冬の影響だろうか。
豊島家の枝垂桜     七分咲き   晴
 この近辺では角館の桜が一番早く咲くようで、少し山間部に入った協和地区はまだ見頃を迎えていない。しかし、最初見たときは二〜三分咲きと思っていたが、よく見ると花が少なく蕾はあまり残っていない。おおよそ七部咲きと言うことのようで、ここも暖冬の影響かそれとも元々樹勢が悪いのか。
万松寺の枝垂桜     八分咲き   晴
 ここは豊島家よりは下なので開花は進んでいた。しかし、寺の人の話では今年は花が少ないと。やはり暖冬のせいだろう。
 樹は雄大なので充分な花を付ければ素晴らしいだろう。
佐々木家のシダレザクラ     八分咲き   晴
 隣の家の人にも知らないと言われたほどで、この桜は探すのに苦労した。
 樹形は大変変わった樹で、倒れた幹から根が出、枝が伸び生きながらえている。この樹も花は少ないが蕾はあまり残っていない。
 大仙市の三本の桜は時期も少し早すぎたのだが、花が少ないことは確かで残念であった。
長善寺の桜樹     八分咲き   晴
 この桜も開花は進んでいるようだがやはり花が少ない。
 場所も引きはなく全体を写すのは難しい。
南面の桜     満開   晴
 満開から日にちは経っていそうだがまだまだ見頃と言う感じである。多分この桜も例年と比べると花付は悪いのだろうが、今日廻ってきた桜に比べれば見ごたえ充分。
apr. 30 2007
千厩の種蒔桜     満開   晴
 今回はジャストタイミングの桜に中々出会えないし、ジャストタイミングの時期なのに花付が悪い物も多く、この桜も同様だった。遠目には二〜三分咲きに見えるが良く見れば蕾は殆ど無く全部咲き切っている。
万年桜     満開   晴
 大変苦労して探した桜で一度は近くでそんな桜は聞いたことがないとも言われた。逆に離れた集落で教えられたのだが言葉は半分以上通じなかった。
 この桜はましだった方。でも、桜の近くの民家の人は今年は花が小さく色が悪いと言っていた。
山王桜     落花盛ん   晴
 落花盛ん、見頃の最後の日ではないだろうか。撮影はし辛い場所にある。
不老桜     散り始め   晴
 趣きのある桜だがピークは過ぎ散り始め若葉も眼につく状態だった。この辺りはもう2〜3日前が一番の見頃だったのでは。

 東北に来て今日で四日目になる。今回の狙いの小岩井農場の一本桜はまだまだ咲く気配はないし、他の桜はピークを過ぎていたり、また、どこも今年は花の状態が悪い。明日からは天気も崩れそうなので思い切って帰ることにした。
(小岩井農場の一本桜は5月6日でやっと開花。でも、花芽はとても少ないとホームページでアナウンスされていた。)
may. 2 2007
西光寺の枝垂桜     満開   晴
 今年の東北は満足できず欲求不満の状態なので、岐阜の遅咲きの桜の撮影に出かけることにした。郡上市白鳥の善勝寺は、市のホームページに「今年は見頃を迎えないまま終わりました」なんて書いてあるのでここはパスし、高山市の旧清美村、朝日村の桜に狙いをつけた。
 

 西光寺は満開と言うことだが、今年はどこもかも暖冬の影響がありそうで、これが最高なのか今年は不作なのか・・・。
薬師堂の枝垂桜     散り始め   晴
 この桜は道路沿いにあり見つけやすい場所にある。
阿弥陀桜     散り始め   晴
 宝蓮寺の境内にあり、良くあることだが狭く撮影には苦労する。
法正寺の枝垂桜     満開   晴
 法正寺は前の2本の桜より10kmくらい山の中にあり、開花が遅いようで丁度見頃。しかし、南側の花付の良く長く垂れ下がった枝に触れる位に電線が横切っている。これがなければ安定した構図の絵が出来るのに残念だ。

 これで一応今年の花巡礼は終わり。全国的に花の状態が悪かったので、安定した天候で1年を過ごせば来年は良い花を期待出来る・・・かな。