四谷千枚田

 四谷の千枚田は愛知県東部の鳳来町にある。鞍掛山(882m)の麓に広がる棚田は、約400年前には開墾されたらしい。明治37年には田植時期に20日間大雨が降り続き山津波が発生し、家屋10戸が流出し尊い人命11人が犠牲になった。現在は7.4haに852枚の田んぼが100段以上連なっている。
2005年  千枚田サミット開催


新雪の千枚田


 冬は棚田の眠りの季節。やがて訪れる春を待ちじっと息をひそめる。 

春の気配

 






 最近は雪もあまり降らなくなったが、それでも寒い冬が過ぎるといよいよ春がやってくる。鳳来町は梅の産地でもあり、四谷からそう遠くない川売の集落は梅の香りに包まれる。この四谷にも沢山の梅が栽培されていて、梅の香りとともに春を迎える。

田植の頃
初夏を迎えると棚田は忙しい季節になる。 この時期は棚田の一番美しい時期でもある。

 

夏の盛り
暑い夏は稲の成長には大切な季節。まもなく実りの秋がやってくる。

実りの秋
彼岸花が咲く頃、棚田は田植の頃と双璧をなす至極の時期を迎える。棚田の美しい時期は農家にとっては忙しい時期でもある
低気圧の通過により思わぬ大雨となり、稲刈りの済んだ田んぼは田植時期のように水が張られた状態になった。稲架と切り株と水の田。普段はあまち撮れない写真となったが、農家は好ましくない雨だっただろう。(東北では地割を防ぐということで稲刈り後水を入れる所もあり、ならしていることもある。)

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