☆ 切れ痔・肛門裂・裂肛


○原因

肛門から入って1cm程のあたりの皮膚に出来た傷のことです。
一般的には硬い便を無理に出した事が原因なのですが、アナルプレイ時に無理に挿入したりすると
肛門が裂けて傷を作ります。
その傷が排便時に何度も開いて慢性化することもあります。

○症状

排便時などに強い痛みが生じ、しばらく(時に数時間)痛みが残るのが特徴です。
出血はほとんどの場合少量か、全くない場合もあります。

○治療法

裂肛の約9割は、薬による治療で治りますが、生活習慣の改善で便秘を治さないと繰り返し切れやすいのが特徴です。
このためには食物繊維を充分に摂り、必要であれば緩下剤を用いて便を軟らかくします。
裂肛のできる部分は括約筋でしまっている肛門の壁ですから、軟膏を肛門内に浅く注入するのが効果的です。
また、痛みが強い場合は、排便前30分くらいに鎮痛剤を服用すると効果的です。
裂肛が慢性化して深い傷になり薬の治療では治らなくなった場合や、肛門狭窄が生じ排便が困難な場合
また肛門ポリープを合併して肛門ポリープの脱出により傷が治りにくく痛みが強い場合には手術適応となります。


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