☆ カンジタ膣炎


○ 原因

ンジダ菌(真菌:カビ)が原因です。
因みに・・この菌、誰でも持ってます。
健常者の女性の20%の割合で膣内にも常在してるらしいです。(症状はありません。)
普通は腸内に寄生しているため便に混ざっており、そこから菌が付着することが多いようです。

健康な時には菌か付着しても普通は発症はしませんが、
疲労などによる抵抗力低下時やホルモンの影響が大きく、妊娠時、糖尿病者、ビタミンB欠乏者に多く発症します。
ホルモンバランスの関係で生理の前後にのみ一時的に症状が出る人もいるらしいですね。
抗生物質やステロイド剤を長期間大量に使用すると発症度が増加します。
多くの女性が経験する病気で、性交渉が無くても自然発症するので恥ずかしがらずに婦人科へ行きましょう。
性交渉でも感染することがあるというだけで、一般に言われる「性病」ではありません。
貴方のまわりにいる女性も経験している人はおそらくいるはずですよ。

基本的に感染経路は自然発症によることが多い(女性の場合)が
性交や入浴(タオルなど)、ちり紙によっても感染する場合があります。
膣内にはデーデルライン桿(かん)菌という菌がいて、これが膣粘膜のグリコーゲンを分解して乳酸を作り
膣内の酸性度を一定に保っている為、通常はカンジダ菌などは生きていけないんです。
でも、女性ホルモンのバランスが崩れると、グリコーゲンも減少し、乳酸が作れなくなります。
また、抗生物質の服用により、デーデルライン桿菌が死んでしまい
膣内の酸性度が低下してカンジダの発生しやすい条件になります。
妊婦の感染の場合には出産前に治癒しないと、産道を通った赤ちゃんの口内に感染する危険性があります。

カビの一種なので、ズボンよりスカート、ナイロンより綿の下着を着用するなど
ムレない条件を作ることが予防には良いようですよ。
当然ながら不規則な生活を避けることも大事。
カンジダになりやすい人は抗生剤、ステロイドホルモン、ピルの使用はなるべく避けた方がよいでしょうね。

男性がカンジダになることは少ないです。

○ 症状

主な症状は性器、外陰部が赤く腫れ、かゆみを伴います。
白いヨーグルト状のおりものがあったりします。
また、膣内粘膜には白または黄色のカス状のおりものが付着します。
(かゆみは感じなかったがカンジダと診断されたという報告もあったようです)

男性の場合は亀頭部に、潰れやすい小さい膿を持った発疹ができます。
または皮膚の一部がかぶれたように赤くなります。
検査は綿棒等で膣粘膜を少し取り、カンジダ菌の存在を顕微鏡で確認します。

○ 治療法

治療は外来による薬物療法です。
膣炎だけの場合にはナタマイシン、クロトリマゾール、トリコマイシン、マイコスタチン等の膣錠(膣に入れるタイプ)
外陰部にも炎症がある場合にはピマフミン、エムペシドクリーム等の塗り薬との併用で10日ほどです。
(但し、かなり個人差があるので一概には言えないですよ)。
ビタミン剤を処方されることもあります。

状況によっては抗真菌剤の内服薬を処方される場合もあるようですが、副作用の点など担当医と相談してください。
生理中の治療は延期されます。

かゆいからといって自分で勝手にかぶれなどに塗る薬を使用してもカンジダ菌などのカビは殺せないので効果が無いですよ。
また、炎症があるときは、入浴時に石鹸で洗うと症状が悪化することがあるので、
低刺激性の石鹸か、お湯で丁寧に洗い流すようにした方が良いですね。

医者によっては膣内洗浄を行う場合もあったり毎日の外来を指示する場合もあります。
1回分の治療費は保険使用で初診料を除き、1000円以内で済むらしいです。
後は完治までの期間次第ですね。
ちなみに薬局でもトリコマイシン等の軟膏、膣錠が買えるんですけどね・・・。
10グラムのもので1300円程度だとか。

でも、他の病気が原因の場合もありえるので、症状に改善の無い場合や異常が現れる時には直ちに婦人科を訪ねた方が身のため。
抗真菌剤は刺激が強くカビによるもので無い炎症だと症状を悪化させる事にもなるので
なるべく病名を確定させてからの方がいいです。
カンジダ菌を完全に殺す事がベストですが、あまり多用しすぎると薬の刺激によりかぶれなどを起こす人もいるので注意してね。


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