| 霧降りの滝 | |||||
| 平塚市 | |||||
| 単純ですが夏といえば水、水といえば湖、滝と連想します。毘古麿呂さんのHPを見ていて「霧降りの滝」へ行ってみることにしました。滝ばかりでなく、この辺り一帯の里山の雰囲気に魅力を感じました。場所は平塚市下吉沢と上吉沢の境目にあります。 | |||||
| 「霧降りの滝」の周辺地図 | |||||
| 246号線の桜坂の信号を左折、アップダウンを繰り返し金目川の土屋橋を目指します。土屋橋から金目川を下るのはほぼ2年ぶりになります。 | |||||
| 佐の橋近くの金目川 | |||||
| 久しぶりに見る金目川の水の流れは相変わらず透明感があり清らかでした。この川もせいぜいこの辺りまでですね、きれいだと思うのは。それでものんびり川に沿って下っていきます。 途中金目観音堂に立ち寄る。ここは初めてなんですよ。 |
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| 大小のわらじが目に入ります | |||||
| 本堂自体はごく普通のものでしたが、山門に大きなわらじが掲げられているのが目を引きました。 吾妻橋から63号線に入ります。相変わらずの混雑振りですね。恐怖のダンプカーがびんびん走っております。後ろからダンプの気配を感じると、さっと自転車を止め道路の端に寄せてやり過ごします。運転者さんの顔を見ると「どうだ、まいったか!」とうれしそうな顔をして通り過ぎていきます。 小田原厚木道路の下を走ればあっという間に松岩寺への入り口に到着です。案内板があるのですぐ分ります。まっすぐ霧降りの滝へ行くのも芸がないので、通り道の松岩寺を覗いていく事にします。 |
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| 松岩寺への入り口 | |||||
| 63号線から150mぐらいで松岩寺の下に到着です。ここから激坂が始まっています。この坂は上らないのが正解です。霧降りの滝へは行けません。坂の下で自転車を止め、これまた急で長い階段をおっちらおっちら上っていきます。 | |||||
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| 曹洞宗、萬年山と号す。文亀2年(1502)後北条氏の家臣で、この地の領主であった布施三河守康貞が建立し、同郷の山城国の僧、如幻宗悟を講じて開山とした。本尊は釈迦牟尼仏。早くから曹洞宗の修業道場として知られ、昔は寺内に禅堂と衆寮があった。寺の裏には不老水と名づける湧き水があり、開山の如幻禅師が、竜神に祈って得たものと伝えられている。以前境内の不動堂に、国の重要文化財の不動明王像(カンマン不動尊)を安置してあった。 ー案内板ー | |||||
| 境内は比較的広いんですが、何故か風情がありません。不老水という湧水があったんですね。残念見落としました。というのも境内に樹木がまったく無く、暑くて暑くて我慢できず早々に退散しました。 | |||||
| 松岩寺から「霧降りの滝」への道順(→ 本日のルート) | |
| 霧降りの滝へ自転車で行くには入り口の案内板の所まで戻り、牛舎の前の細い道を入っていきます。 | |
| 牛舎の前の道を進む 写真@ | |
| 松岩寺の入口に案内板が立っていて、霧降りの滝まで「徒歩33分1260m」と書いてありました。まあたいした距離ではないですね。霧降りの滝まではここから随所に案内板やら標識が立っているので道に迷う事は無いです。ところが思いもよらず急坂続きで、暑い中自転車を押して上っていきます。短い距離でしたが熱中症になりそうできつかったですね。 | |
| 見晴らしのいい木陰で一息 写真A | |
| やがて坂も緩やかになり木陰もあったので一息いれます。この辺り振り返れば眺めも良く、畑が下のほうに広がっていました。やがて道はT字型になっていて案内板が立っています。ちょうど尾根の上に出た感じですね。右折し道を下っていきます。 | |
| この標識を左折すれば滝はもうすぐ 写真B | |
| 標識の立っているところで左折すれば滝まで300mちょいです。薄暗い雑木林の中を下っていくと標識やら案内板が立っていました。ようやく霧降りの滝へ到着です。右側に入りベンチのあるちょっとした広場を通り、急な階段を下ります。そして沢に降り立って滝を探します。「あった、あれがそうか。う〜ん水が少ないな」 | |
| 霧降りの滝 | |
| 滝の高さはそれほどでもないですね。写真では明るく写っていますが、実際は薄暗くやぶ蚊らしきものがぶんぶんとまとわりついてきました。先日井川雨畑林道の「見神の滝」の水量が相当なものだったので期待して行ったんです。残念、大した事ありませんでした。 この滝は、日之宮山を水源とする宮下川の上流に位置している。高さ12mの所から水量の多い時はまるで霧のように流れ散るので、この名が生まれたといわれている。天保4年(1833)に建立された「霧降爆の碑」によれば、このころから名爆として知られていた。かつてこの滝は「魔王の滝」ともいわれ、傍に不動堂があり毎年7月28日には、滝の不動尊祈願を上吉沢妙覚寺の住持が修法している。 ー案内板ー そうなんです、その名の通り霧のように流れ落ちているのを期待してきたんですがダメでした。やはり水量の多い梅雨時から初夏の季節が最適なんだろうか。案内板にある絶好調の時の流れ落ちる滝はそれは見事なものです。 |
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| 蝶々が体にまとわりつきます | |
| 先ほどの標識の所に戻り、汗びっしょりのBODY
TECHを着替えました。その時一匹の蝶々がまとわりついて逃げようともしません。人里離れていて人間が珍しいのかなと思ったりしましたが、きっと人間の汗のにおいを敏感にかぎつけなめていたんだね。追っ払っても背中に止まったりしてました。 もと来た道を戻り、少し63号線を走り裏道に入ります。近くにある「妙覚寺」と「八剱神社」に寄る事にしました。たまたま近くにあったので寄ったまでです。63号線の石仏のあるところで左折し、のんびり住宅街を道なりに進めば自然と妙覚寺に着いちゃいます。 |
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| 妙覚寺から八剱神社へ | |
| 妙覚寺はこじんまりとしてまとまりがありました。先ほどの松岩寺のようにある程度広い境内ですと、統一感に気をつけないとつまらない、落ち着きの無いものになってしまいますね。ここは四脚門(よつあしもん)が有名です。 | |
| 四脚門(よつあしもん) | |
| 四脚門とは、本柱筋の前後に各2本、計4本の控柱を立てるところから、この名があります。妙覚寺の四脚門は、大正12年の関東大震災前には扉もあり、萱葺で、黒く塗られていたため「黒門」とも呼ばれていました。斗杉の背は高く、蟇股の形等も室町時代末の形式を示していますが。実年代は桃山頃と推定されます。鎌倉地方の室町末から江戸初期頃の四脚門が宗派を問わず禅宗様であるのに対し、当四脚門は親柱の上部の頭貫や台輪など、部分的に禅宗様を取入れてはいるものの、全体の意匠は軽快な和様の風があり、西相模における室町末から桃山時代の建築様式の一端を伝える貴重な門です。
ー案内板ー 妙覚寺を出て「公民館」の信号の吉和橋を渡り、山のほうに緩やかに上っていくと「八剱神社」があります。 神社の前で老夫婦が暑い中畑仕事に汗を流していました。里山のいい風景で思わず遠くからパチリ。 |
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| 畑仕事に汗を流す老夫婦 | |
| 時間は11時前ですが神社の境内のベンチで少し早いお昼にしました。境内は見事な欅の大木に囲まれていて涼しく、のんびりおむすびをほおばりました。 松岩寺近くにも八剱神社があります。今はこの辺り上下吉沢地区に分かれていますが、元はひとつの村でした。八剱神社も元は一社であったのが分村によって上下両八剱の二社になったとのことです。 |
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| 見事な欅に囲まれた八剱神社境内 | |
上吉沢地区の鎮守。祭神は日本武尊、建速須佐之男命、大日霊貴命の三柱。相殿として、神明と春日を祀る。創始の年代は不明であるが、伝承によると日本武尊東征の折、この地に休息したところ、住民がこれを歓待したので、尊は大いに喜ばれたという。この由縁をもって、尊を祭神として祀ったと伝えられている。天正19年(1591)徳川家康は、社領1石5斗を寄進し、また寛永20年(1643)中原代官坪井次右衛門が、本殿と拝殿を造営した。 ー案内板ー |
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| ちょうどお昼を食べ終わった時、お父さんが車でやって来て境内に座り込み、何か作業を始めました。見ればねぎを揃える作業をしていました。 | |
| ねぎの手入れに精が出るお父さん | |
| 「お父さん、こんにちは。何をやってるんですか。このねぎ市場に出すんですか」「う〜ん、そうじゃないんだ、ねぎをこうして揃えてまた土の中に植えるんだよ」聞けばこのねぎ、きれいに揃えて又畑に植えなおし、秋にようやく出荷するとのことです。「お金になるまでけっこう手間ひまかかるんだよ」神社の近くの畑からねぎを運び、涼しいこの神社でいつも作業をしているとのことでした。そういえばこの辺り高台になっていて下から吹き上げてくる風や吹き降ろす風がとても気持ち良いです。 そんな話からどんどん横道にそれ、見ず知らずの自分に色々話してくれました。お父さんの子供たちの話から、数年前に手術した心臓の話など取り留めの無い話が続き、爆笑の連続でした。聞けば愛妻を12年前に亡くし、息子さんが自分の家を建ててそちらに住むようになったので今は一人暮らしだそうです。 「どうもお仕事中お邪魔しました」「あ〜、気をつけてな。どっから来たの、えつ!厚木からかい。わしの妹が愛甲石田の駅の近くに嫁ってるんだよ」またまた話が長くなりそうなのでこれで失礼します。75歳のお父さん、いつまでもお元気で働いて下さい。 |
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帰りは63号線をひた走り、246号線に出て帰ってきました。途中63号線が鈴川を渡る辺り、水田地帯の緑があまりにも目に鮮やかだったのでパチリ。 |
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| 63号線沿いに広がる水田地帯 | |
| おすすめ度 ★★★★☆ (5★満点) |
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| 2006.8.23 走行距離 43.1km | |