KT66 シングル ステレオ パワーアンプ(出力9W)
出力段:KT66、初段およびドライバ段:6CS7、B電源遅延用:6CA4、電源トランス、出力トランス、チョークコイルはすべてTANGO製

オーナー:兵庫県、堤さん
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「ラジオ技術」誌1998年5月号に掲載していただいたものです。KT66の各種バージョンを聞き比べてみたいと思って製作しました。このページの写真では中国製KT66の旧型タイプが挿してあります。もちろん本物KT66なら音は別格ですが、この中国製旧型は音の骨格をしっかりと描くため、意外と本物KT66っぽい音がするタマです。発表当時は出力管がUL接続でしたが、現在は安定性向上のためにビーム管接続になっており、出力は+2Wのパワーアップで9Wになっています。出力管はペアの必要もなく、交換した時の調整も必要ありません。たいへん扱いやすいアンプです。チョークコイルのインダクタンスが不足しているようで、小生の作品としては微弱なハムノイズが残ってしまいました。
サイズ:W20cm、D30cm