Lux トランス 6550A モノラルプッシュプル(3極管接続、出力30W)
出力段:6550A/KT88、初段:12AT7/12AZ7切替式、ドライバ段:6CG7/6FQ7、B電源遅延用:5AR4、電源トランス、出力トランス、チョークコイルはすべてLux製。

オーナー:兵庫県、八尾さん
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「ラジオ技術」誌1994年9月号に秋一郎のペンネームで初めて掲載していただいたアンプです。LuxキットA-3550(ステレオ)を2台流用して製作したものです。製作当時からは一部の部品の接続方法を変更したり、音質改善の小技を施していますが、回路は基本的に変わっていません。12dBほどのNFBで、安定して動作します。音質は当時の記事では「高域の滑らかさと伸びのよさ・・・DS2000Zで鳴らしたロックも感動もの・・・」と書いています。ひと言で言えばさわやかな音です。配線はまだ修行中だったため、今となっては見苦しいところも多々ある点はご容赦ください。出力管ペアに対してはバイアス電圧調整をするようになっています。調整つまみを間違って回してしまった時や、出力管を交換した時は、テスターで電圧を計りながらバイアス電圧を調整する必要があります。本機は入力感度が高いため、初段12AT7の品質に敏感です。
サイズ:W20cm、D40cm (1台につき)