FTPサーバーとは

インターネットを利用してのファイルの送信・受信を行うためには、 File Transfer Protocol というプロトコルを利用します。そのプログラムが動いているものをFTPサーバーと呼びます。接続したマシンが"FTPサーバープログラム"を走らせていれば通信することができます。

マックではFetchというソフトを使い、FTPサーバーにアクセスし、ファイルの送受信を行います。FTPを使えば、マックからWindowsやUNIXへ、またその逆も可能ですが、違うシステムにファイルを送る場合はそのファイルフォーマットに注意が必要です。

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Fetch の著作権は Trustees of Dartmouth College が所有しています。日本語処理の部分はハートコンピュータ(株)が所有しています。Fetch日本語版はハートコンピュータ(株)の商品です。



Fetchをダブルクリックして起動すると下のような
ダイアログボックスがでます。
下の見本のように
Host---ftp.xxx.xxx
User ID、
Passwordを入力します。※User IDとPasswordはサーバ管理者から発行してもらいます。

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入力したら、OKをクリックします。
フェッチがホスト(この場合ftp.algo・・・)を検索し、ホストがあなたに与えた権限にそってホストのディレクトリー(フォルダ等)をあなたのディスクトップに表示します。下のように。

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表示されたフォルダを選び、ダブルクリックするとフォルダが開きます。ウィンドウ内のファイルを選びGetボタンを押すと、フォルダを受信します。Putボタンを押すと自分のディレクトリーが表示されます。
つまり現在マウントされているハードディスク。
送信するファイルを選び、ホストの中にあるあなたの名前のフォルダに送信します。

フェッチの設定について自動/テキスト/バイナリ
FTP (Fetchがサポートしている転送の手順) によるファイル受信はテキストとバイナリ(イメージとも呼びます)の2種類の方式があります。

またマッキントッシュは複雑なファイルの形式をとっているため他のコンピュータには特殊な形式を使わなければなりません。このためFetchはファイル送受のために自動、テキスト、バイナリの3つのボタンを用意しています。

自動
自動の設定を選んでください。ほとんどの場合これで用は足りるはずです。これが選択されているとFetchはファイルの名前をたよりに適切な形式で受信します。たとえばほとんどのBinHex形式のファイルはファイル名の終わりに"hqx"という拡張子がついていますし、GIF(Graphics Interchange Format)のファイルは同じく"gif"という拡張子がついています。自動の設定になっていると"hqx"ファイルはテキストファイルとして(BinHex以外の部分はは無視して)ダウンロードします。

また"gif"ファイルはアイコンの表示も含めてバイナリであるとしてダウンロードします。この動作はメニューの拡張子設定...によりマッピングを変えることができます。いくつかのファイル名はこれらの設定のマッチしませんがこの場合Fetchはテキストファイルとしてダウンドードします。BinHexフォーマットのファイルを転送するときFetchは他の部分を捨ててしまいますので、ファイルが複数にわたっているときにはマルチパートBinHexを参照してください。ファイルがテキスト型の場合フェッチはファイル名を聞いてき、フィルドパラグラフに変換します。(フィルドパラグラフ参照)この場合あらかじめ設定されたテキストのタイプとアイコンになります。

Fetchはテキストファイル中から自動的にBinHexの先頭を検知したときその情報を表示します。変換したくないときには無変換のボタンを押してください。Fetchはファイルがバイナリと判断されたらマックバイナリII, アップルシングル、マックバイナリI,MacHostの形式かどうかチェックします。もしそうだったらオリジナルの形式で格納します。そうでなかったらタイプとクリエータを入力するむねのダイアログが出ますから入力してください。

いくつかの一般的なものはポップアップメニューから選択できます。バイナリファイルであってもその拡張子に自動の設定登録されているファイルの拡張子がついているとき(たとえば"bin", "Z", "sit", "gif", "tar" など)にはおかしな動作をするのでご注意ください。またテキストファイルでもバイナリファイルでも拡張子に"hqx"がついているとおなじくおかしな動作になります。このような場合自動ではない設定を選ばなければなりません。

注意: 自動モードではこの拡張子を見る転送方法には2つの例外があります。相手のコンピュータがマッキントッシュ(A/UXではなく普通の)であるとFetchが判定したとき、すべてのファイルはマックバイナリとして転送されます。StuffIt! 形式は解凍されるのでこれを除いてアイコンなどもまったく同じ状態に現れます。同様にFetchは相手がMachTen(サードパーティーの出しているマnッキントッシュ上で動くUnix)であると判定した場合すべてのファイルはアップルシングルフォーマットで転送します。これはMachTenはアップルシングルを扱えるからです。

テキスト
この設定はファイルはテキストであるとFetchに教えるものです。自動変換が指定されていると判定できなかったファイルはテキストとみなして転送されますが、希な例としてこのテキストを直接指定しなければならない場合もあります。しかしながらバイナリファイルが"bin", "Z", "sit", "gif", "tar" などの自動変換にマッピングされている拡張子を持っている場合このテキスト変換を選ばねばなりません。同じくテキストファイルであっても"hqx"の拡張子を持っている場合このテキスト変換を選ばねばなりません。

バイナリ
これはバイナリファイル(非テキスト)を受信するための設定です。特に拡張子のマッピングにない場合これを選ばなければなりません。もしあなたがこれから転送しようとしているファイルがテキスト型でないとはっきりわかっている場合にはこのバイナリを選んでください。このボタンが押されるとファイルはマックバイナリ、アップルシングル、MacHost形式かどうかを自動的に調べられます。もしそうであった場合オリジナルの状態に戻し格納されます。そうでなかった場合タイプとクリエータを入力するむねのダイアログが出ますから入力してください。いくつかの一般的なものはポップアップメニューから選択できます。

StuffIt!
StuffIt! は複数のファイル・フォルダを圧縮できるポピュラーなシェアウエアです。StuffIt! のフォーマットはマッキントッシュのファイルを圧縮してサイズを小さくしてサーバーに置いておくための形式として標準的になってきています。FetchはダウンロードするときこのStuffIt!の形式を自動認識して解凍できます。

BinHex
BinHex (BinHex4とも呼ばれます) はマッキントッシュのファイルを数字や文字からなるテキスト形式で表現するフォーマットです。この形式にすれば単純なテキストファイルですから電子メイルで遠方に送ったり他のコンピュータで保管したりできます。しかしながらテキスト形式に変換するとサイズが大きくなるため転送時間は多くかかります。通常 .hqx の拡張子を持つファイルがこの形式を意味します。

マックバイナリ II
マックバイナリII(単にマックバイナリとも呼ばれます)はマッキントッシュのファイルのすべての情報を1つのバイナリファイルで表す形式です。これはマッキントッシュのファイルをそうでないシステムに格納しておくのに便利です。BinHexと異なってマックバイナリII はよりコンパクトですが電子メイルで直接送ることはできません。マックバイナリIIは通常 ".bin" という拡張子を持っています。

FetchはファイルをマックバイナリIIフォーマットで送受できます。またマックバイナリI(前のバージョン)は受信だけできます。マックバイナリIとIIの自動変換は諸設定でON/OFFの設定ができます。いくつかのFTPサーバー(たとえばNCSA Telnet, InterCon System Corpの TCP/Connect II, Peter LewisのFTPdなど)はマックバイナリフォーマットを認識します。Fetchはこれらのサーバーであると認識するとすべての転送をマックバイナリIIで試みます。