Tomcatのファイル構成を知る | ||||||||||||||||||
/etc/tomcat4/tomcat4.confファイル内の設定 rpmコマンドでTomcatをインストールした際、最後のメッセージに表示されるよう設定ファイルが/etc/tomcat4ディレクトリに保存される。/etc/tomcat4/ディレクトリ下のtomcat4.confファイルが、Tomcat4のメイン設定となるファイルだ。 TIPS /etc/tomcat4/ディレクトリは、/var/tomcat4/confディレクトリからシンボリックリンクが張られている。よって、/etc/tomcat4ディレクトリではなく、/var/tomcat4/conf/ディレクトリに存在するファイルを編集しても、結果は同じである。 まずは、このtomcat4.confファイルを編集していこう。各項目の意味するものは、次の通りである。 ・JAVA_HOMEJavaのホームディレクトリの場所を設定する。いままでの手順でJ2SE SDK 1.4.01をインストールした場合、Javaのホームディレクトリは、/usr/java/ j2sdk1.4.0_01となっている。次のように設定しよう。 JAVA_HOME="/usr/java/j2sdk1.4.0_01" ・JAVACMD Javaを実行する際のコマンドを設定する。javaに何もオプションを与えずに実行するだけであれば、次のようにすればよい。 JAVACMD="$JAVA_HOME/bin/java" ・CATALINA_HOME、JASPER_HOME、CATALINA_TMPDIR CATALINA_HOME="/var/tomcat4" JASPER_HOME="/var/tomcat4" CATALINA_TMPDIR="/var/tomcat4/temp" 先に説明したように、Tomcatのインストール時には、/var/tomcat4ディレクトリが用意され、その中に必要なファイルがインストールされる。このため、通常はそのままで問題ない。 TOMCAT_USER="tomcat4"
RPMパッケージとしてインストールした場合、インストール時にtomcat4ユーザー、tomcat4グループが自動的に作られている。このため、通常はこのままの設定で問題ない。 「tomcat4-admin-webapps-4.1.12-full.2jpp.noarch.rpm」 というパッケージに含まれている。これをダウンロード後にインストールしよう。
# rpm -ivh tomcat4-webapps-4.1.12-full.2jpp.noarch.rpm
実行後には、サンプルファイルやTomcatのドキュメントが/var/tomcat4/web-appsディレクトリ下に展開される。 標準設定のTomcatでは、ポート番号8080で待ち受け状態となっているが、/etc/tomcat4/ディレクトリ下のserver.xmlファイルの設定によって変更が可能だ。ポート番号を変更したいのであれば、viエディタなどを使用して、次のようにserver.xmlファイル中にある下記のエレメント中のportアトリビュートを書き換えればよい。
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