IPMATE 1000R |
このルータはOCN低速系専用のようだ。専用線64kbpsと128kbpsのどちらかしか選択できない。 つまりISDNのダイヤルアップルータとしては使えない。 付属品は、電話機コード3mが1本。10BASE-Tケーブル・3mが1本。9ピン/9ピンのRS-232Cケーブル・1m・1本。そのアダプタ・9ピン/25ピンが1個。じゃまな電源アダプタが1個。付属品はAT/PC互換仕様だ。裏側には、LINEポート、10BASE-Tポート、コンソールポートの3つのポートがある。 回線が開通すれば、ローゼットからのRJ45のモジュラジャックをIPMATE 1000RのLINEポートに差し込み、10BASE-TのモジュラジャックをHABまたは端末(マック)の10BASE-Tポートに繋ぐだけだ。コンソールポートはIPMATE 1000Rの設定をするためのもので、一度設定をしてしまえば、もう使うことはなさそうだ。※ファームウェアのアップデートに必要。 設定はA、B、C、D、Eの5つのパターンに分けられた接続方法が、簡素だがわかりやすく書かれている。 ・WANもLANもOCNの契約IPアドレスを使う設定(個々の機器にIPアドレスをふる)。この設定が一般的で、その後の拡張設定はとくにしない。さらにOCNから割り当てられた16個のIPよりもLAN側のコンピュータが多い場合、拡張設定をする。 ・WANのインターフェース(OCN側)にOCNと契約したIPアドレスを適用させ、LAN側はプライベイトIPアドレスを使う設定。つまりIP変換機能(NAT)を使う。 ・IPMATE 1000RのDHCPサーバの機能を使う設定(IP変換機能はオフになる)。その他、OCNにに接続しない設定に分けられる。実際の設定はOCN回線が開通し、WANとLINEの接続が終了した状態から、IPMATE 1000RのRC-232CとパソコンのRC-232Cを接続して始める。 マツキントッショ用のケーブルは付属していないので、あらかじめ用意する必要がある。前記したが、IPMATE 1000RにはAT/PC互換用の9ピン/9ピン(ミニ9ピンと呼ぶのだと思う)のケーブルと9ピンから25ピンへの変換アダプタが付属しているだけだ。マニュアルではWindows95のハイパーターミナルをつかった設定が記載されているが、ターミナルソフトならどれでもいいようだ。 すべての配線が終わったら、ハイパーターミナルを起動し、次にIPMATE 1000Rのスイッチを入れるとIPMATE 1000Rに内臓されているファームウェアが自動的に起動しハイパーターミナルのウィンドウにエコーを返す。 *回線を接続しただけでは、NTT側のルータには接続しないので、必ず基本設定をすませてから、NTTにPingを送り、回線の開通をテストする。通常、回線の工事と一緒にIPMATE 1000RをNTTから購入すれば、接続テストをしてくれる方が来られるようだが、パソコンショップなどで自分で購入した場合は、NTTからは回線工事の人しか来ない。つまりパソコンやルータなどに詳しい人が、NTTから来るわけではない。 ・マッキントッシュで設定する。 まずマッキントッショ用のケーブルを手にいれる。流用できるのはMN128に付属(←)するマッキントッシュ用のアダプタが使える。 次にIPMATE 1000Rのスイッチをいれて少したつとエコーがかえってくる。後は上記ハイパーターミナルでの設定と同じように進んでいく。うまくつながらない場合はIPMATE 1000Rの背面のHAB/TERMの切り替えスイッチをチェックする。 さすがにNTTがOCN専用としてだしているだけあって設定が簡単だ、ルータのIPアドレスやデフォルトルートなどの分かりにくい設定がデフォルトで設定されているので、特に特別な使いかたをしなない場合はこののままでOK。 ルータを設定する時に必ずパスワードを設定します。特にTelnetのパスワードは重要。このパスワードを設定していないと第三者にTelnetでアクセスされ、パスワードを設定されてしまい、自分がルータの設定を変えられなくなります。またパスワードを忘れると、NTTに連絡してルータを初期化してもらうはめになります。ユーザ自身では初期化できないよう初期化の方法がマニアルに記載されていません。 NTTのサイト・IPMATE 1000R FAQ・ファームウェアのダウンロード |