トラストの10段サーモスタット付オイルクーラーを付けているのですが、冬場になると油温計が
5−60℃の辺りまでしか指さないので何故なのか原因を探ってみました。
オイルブロックにつけているセンサーの位置を変えてみたらどうか?という話になり
実際に変えてみた所、そこでとんでもない事件が起きました。
センサーを入れ替えて走っていると「プッシュ−」と聞いた事のない音がしました。
ショップで確認してもらった所、コンプレッサーのシャフトが折れていると。
やっちまいました、タービンブローです(涙▽涙)
数日後、新しいタービンが届き無事に復活しました。ブローしたタービンも手元に。
原因はセンサー入れ替えにより、温度センサーがタービン用のオイルラインの
入り口付近を塞いでしまった為に、オイル供給不足による焼き付きにて
シャフトが折れたのだろうという話になりました。
痛い出費ではありましたが、これも経験ですよね。またオイルの重要性も判りました。
私のようなオイルライン(こんな感じ)をされている方は、間違ってもオイルライン側に
温度センサーを付けないようにして下さい、私のようになりますので( ̄∇ ̄ゞ)汗
ちなみにセンサー入れ替えてみましたけど油温計の温度は今までと変わりませんでした・・・


それとせっかくブローしたタービンが手持ちにあるので、どうなっているのかお見せしたいと思います。

見た目はブローしているかわかりませんね。
左が排気側、右が吸気側のインペラです。
シャフトがポッキリ折れてます(涙▽涙)
シャフトの折れている部分です。
見た感じとしてはネジレ切れているような
感じですね。
また吸気と排気側とではシャフトの大きさが
違うので弱いところから逝ってる感じです。
ここからオイルが供給されます。
中に小さい穴が見えますね。
窪んだ所にフローティングメタルが入ります。
ここの窪みにもフローティグメタルが入ります。
傷がついてますが、ここに排気側の
インペラが入ります。
シャフトが折れていたので暴れて傷が
入ったのでしょう。
上の写真の所に排気側のインペラを置いて見ました。
フローティグメタルを入れてみました。
こんな感じで回っているんですね、またシャフトが
ここで折れたのも判りますね。
フロントパイプ側です。排気側のインペラと
アクチュエーターのリリーフバルブも見えますね
メロンパン入れになっておりマース(* ̄m ̄)プッ
一定のブーストが掛かるとこんな感じでバルブが
開いて排気を逃がしてブーストが掛からない様に
なってます。
吸気側のハウジングです。ここにインペラがつきます。
こんな感じで収まります。
表から見るとこんな感じです、タービンらしいですね。
ちゃんとTD−04Hの刻印も入ってます。
ここからエンジンへオイルが戻ります。
入り口よりも開口部は大きいです。
フローティグメタルです、小さい穴が開いていて
そこからオイルが入ってシャフトを保護してます。
排気側のインペラです、
見た感じはどこも壊れてませんでした。
吸気側のインペラです、
羽根が欠けたりはしてませんでした。