第三十番
竹 生 島
宝 厳 寺



2007年8月13日(月) 

第三十番 竹生島 宝厳寺は琵琶湖の竹生島にあります
竹生島へ渡るには、いくつかの航路はありますが
長浜港から「琵琶湖汽船」を利用しました
往復2980円、30分の船の旅です

船着き場から数軒ある土産物屋さんの前を通り抜け
【入島料 400円(竹生島奉賛会)
※当山では、入山料を頂戴しておりませんが
竹生島上陸の際には入島料が必要になります】

拝観受付を通ると眼前に急勾配の石段がある
この石段は「本堂」前の広場まで165段あるといわれていますが
途中、「都久夫須麻(つくぶすま)神社」への参道
また、「観音堂」への石畳が分岐している
急勾配のため息切れをして、とても石段を数える余裕はなかった

石段を上った広場左手に「本堂(弁才天堂)」が建てられている
現存の藤原様式の「本堂」は昭和17年(1942年)に建てられ
「本堂」は「弁才天堂」とも呼ばれている(当山では大弁才天と呼ぶ)

帰りは、三重塔、宝物殿を見て
しばらく進むと観音堂という建物があった
この観音堂に三十番札所の看板があり、先ほどの本堂は違うようだ
本堂は弁天さん、こちらは観音さん
西国三十三ヶ所巡礼は観音さんを拝礼していくのだから
観音堂を礼拝するのが正しいのではないかと思う

次のお寺は、31番 姨綺耶山 長命寺へ・・・



五 重 石 塔

五層の仏塔、地・水・火・風・空の
五大をかたどったものといわれています
高さ247cm。石材は滋賀郡の山中から採れる小松石です
初重塔身には四仏が彫られています
初重以上の屋根はその上層軸部と一石彫成となり
上に相輪あげたての形式は鎌倉中期の
石塔の特徴を示しています。


大 提 灯

小さい達磨さんが一杯


三 重 塔

三重の塔は本来、お釈迦様の遺灰を納めた
仏舎利塔を形どったものです
平成12年5月、当寺では江戸時代初期に
焼失したと言われている「三重塔」を
約350年ぶりに復元いたしました。

この塔は、古来の工法に基づいて建築されています
四本柱に32体の天部の神々を描き
また、四方の壁には真言宗の八人の高祖を配しています。


船着き場から見た宝厳寺

唐門と観音堂

「観音堂」は西国三十三ヶ所の札所の中心的建物で
ここの本尊「千手千眼観世音菩薩像」を
本尊は秘仏となっており、弁才天と同様
開扉は約60年に一度といわれている。



最後まで見て頂き有難う御座いました、次のお寺は
31番 姨綺耶山 長命寺へ・・・どうぞお越し下さい