青森県音楽資料保存協会

当協会の歴史

 津軽三味線や数多くの民謡など、青森県には様々な民俗音楽が伝承されています。また、青森県関係者で、ユニークな現代創作活動を展開されている方も多くいらっしゃいます。青森県には、音楽分野においても豊かな文化遺産と創造物が満ち溢れています。

 ところが、残念なことに、これら音楽的財産の多くはまとまって集積・保管されずに、研究者の資料として貯えられたまま、あるいは制作者の机の中にひっそり眠ったままになっていると考えられています。

 音楽資料が所有者の手により、しっかりと保存され続けられるのならば問題はありません。しかし、実情は、所有者一代きりの保管がほとんどだと思われます。

 もし、所有者に万一のことがあった場合、そのまま貴重な音楽資料の数々が散逸・亡失していくのではないかと危惧されます。

 青森に関わる音楽文化が消えていく。これは非常に残念なことです。なんとか、ふるさとの音楽資料を守っていくことはできないものか。このような願いのもと、平成15年(2003年)4月、青森県音楽資料保存協会は設立されました。


紹介記事


当協会設立時に、新聞に掲載された紹介記事です。

◎陸奥新報     ◎東奥日報     ◎デーリー東北

※新聞名をクリックすると、記事内容が表示されます。

 当協会の設立経緯から、郷土の音楽資料の収集・整理・保存・活用にかかわる青森県立図書館との連携・協働の事業がスタートするに至った経緯については、こちらをご参照下さい。日本図書館協会の資料保存委員会が刊行する「ネットワーク資料保存(第106号 平成25年11月)」に当協会の事務局長が寄稿した文書です。

◎「ネットワーク資料保存」第106号



 郷土の音楽資料の収集・整理・保存・活用にかかわる青森県立図書館との連携・協働の事業についての青森県立図書館との確認文書です。

◎当協会と青森県立図書館との確認文書



 平成26年(2014年)4月より、青森県立図書館と連携・協働し、青森県にかかわる全時代・全ジャンルの音楽資料の収集・整理・保存・活用にかかわる事業を展開してまいります。

 この事業にかかわる東奥日報(2013年12月29日)の記事です。

◎東奥日報(2013年12月29日)



 また、この事業を進める上で問題を投げかけている著作権についての東奥日報(2014年1月10日)の記事です。

◎東奥日報(2014年1月10日)



 JASRACにかかわる著作権問題が解決され、音楽資料の保存事業が前進することになりました。そのことについて記した新聞記事です。

◎東奥日報(2014年10月23日)



 当協会と青森県立図書館との協同事業により、青森県立図書館に青森県ゆかりの音楽資料が集まり始めています。
 その多くが楽譜です。
 音楽は楽譜の形で残すだけではなく、現実に音の形で表現され、保存されてこそ意味があります。しかし青森県ゆかりの多くの楽曲が、音になる機会を得ないまま楽譜という紙の上で眠っています。
 そこでこれら郷土の音楽を音資料として保存するためのコンサートを開催し、コンサートを録音し、郷土の音楽資料として青森県立図書館に保存していく目的で、2014年9月21日(日)、「郷土の音楽コンサート」が青森県立図書館隣の青森県総合社会教育センターで開催されました。
 なぜ、記念すべき第1回目のコンサート会場を、青森県立図書館に隣接する青森県総合社会教育センターにしたのか。
 その理由を記した新聞記事です。かつての青森県立図書館ホールへのオマージュからです。

◎東奥日報(2014年9月15日)



 2018年9月2日に、第3回「郷土の音楽コンサート」が開催されました。
 ふだん、なかなかまとめて聴くことのできない郷土の音楽を特集したコンサートを私たちが開催する目的は、1つには、郷土の音楽の魅力に気づいてもらうと同時に、その素晴らしさや楽しさを、演奏者の息遣いとともに、ライブに体感してもらうことです。
 もう1つは、散逸・消失の危機にある本県ゆかりの音楽作品を録音物にして後世に残すということです。コンサートはすべて収録され、県立図書館に郷土の音楽資料として保存されてまいります。
 第3回「郷土の音楽コンサート」についての東奥日報(2018年9月3日)の記事です。

◎東奥日報(2018年9月3日)



 以上、東奥日報社提供の画像は、当該ページに限って東奥日報社が利用を許諾したものです。



 音楽資料は青森県立図書館に恒久的に保管されてまいりますが、受け入れ窓口の役割を当協会が担当いたします。


 ご意見・ご要望・ご質問などございましたら、当協会事務局までご連絡下さい。



青森県音楽資料保存協会事務局


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