(1280)青森県の祭り・行事 その304 |
2021年 3月 2日(火) |
【祭り・行事の名称】
荒馬(あらうま、あらま)以前は荒駒(あらこま)
【調査地区名】
柏木町村1
【所在地】
平川市柏木町
【実施日】
11月末日
【実施主体】
柏木町町会、柏木町荒馬保存会
【中心になる場所】
平川市柏木町 平賀文化会館
【祭り・行事の概要】
柏木町の村(町内)で踊っていたのは昭和27、28年頃までで、青年団が中心であった。その後、昭和60年頃までは平賀商工会の夏祭りで披露されていたが、現在は11月末頃の平賀町文化芸能発表会が主になっている。荒馬の見どころはたくましい駒が蹄の音をたてながら行進する。音頭取りが「ああすさよ、すさよ(ああ、荒めよ荒めよ)」という。踊りは太刀振り(女)、ササラ(男8人)、荒馬(男女)からなる。総勢70〜80人(大人50人、子供30人)中学生は出なくなった。柏木小学校4〜6年生に教えている。消防の屯所の新築、平賀駅落成記念などでお祝いしている。
(つづく)
|
(1281)青森県の祭り・行事 その305 |
2021年 3月 2日(火) |
【祭り・行事の名称】
百万遍
【調査地区名】
柏木町村2
【所在地】
平川市岩館
【実施日】
春:4月1〜7日
秋:11月1〜7日
【実施主体】
岩館長生会
【中心になる場所】
平川市
【祭り・行事の概要】
晩、6時から村の三つ角〜十文字〜上の入口など1週間村中を8字形にまわっている。3つの入口で20人ぐらいで念珠をまわす。念珠は大坊よりの村はずれの中畑家で預かっている。念珠は4月24日愛宕様橋雲寺で魂入れをする。3つの入口にさす御幣をもらってくる。さべし(俵のとじ蓋、藁のお盆)、じょり(草履)、お酒、赤飯、頭付の魚を持っていきご祈祷してもらう。
(つづく)
|
(1282)青森県の祭り・行事 その306 |
2021年 3月 2日(火) |
【祭り・行事の名称】
松明(たいまつ)流し
【調査地区名】
柏木町村2
【所在地】
平川市岩館
【実施日】
8月13、14日
【実施主体】
岩館公民館
【中心になる場所】
平川市 天明餓死者供養塚、村内
【祭り・行事の概要】
晴天のときは8月13、14日の2日、雨降りのときは1日。13、14日の午後、神社の後ろの空き地にわらを持ちよって送る。松明は藁を束ねたもので1m位の長さのものである。夕方6時頃公民館を出発して村を1周し、へび塚に行き松明に火をつける。登山囃子に合わせてを唱和しながら村をまわる。へび塚で燃やした後、松明の藁の根元を一握り取って藁ツト(冠)をつくり、冠を子供の頭にかぶせる。子供たちは「オヤマかけた、バタラバタラヤ」といって踊り、村の十字路まで戻ってきて近くの庄司川にそのツトを投げる。
(つづく)
|
(1283)青森県の祭り・行事 その307 |
2021年 3月 2日(火) |
【祭り・行事の名称】
オシラサマ
【調査地区名】
柏木町村2
【所在地】
平川市岩館
【実施日】
11月17日
【実施主体】
岩館長生会
【中心になる場所】
平川市岩館 公民館岩館改善センター
【祭り・行事の概要】
毎年4月16日 久渡寺に行く。6体(村所有が1対、個人所有が5対)。村の1対は神社の小祠におく。11月17日には岩館改善センターに集まり、オシラさまを飾り、果物、お菓子をあげ、鈴を鳴らしが占いをする。昔は弘前市川合のイタコが来ていたが、近年は町居のカミサマを呼んでいる。
(つづく)
|