遠州鉄道 訪問記

「 あ か で ん 」

あんちゃんの旅TOP 鉄道訪問一覧


雨の中、第一通り駅のホームに
入線する1000系電車


2012年 3月 5日(月)


2012年3月5日(月)前日は浜松市総合水泳場(ToBiO)で水泳大会が行なわれ、参加をする為に浜松まで来たので遠州鉄道を訪問する事にした。天気予報では雨となっており心配していたが、やっぱり強い雨であった。寒い雨が降る浜松駅の北側名古屋寄りに遠州鉄道の新浜松駅舎がある。



(左)新浜松駅舎

(右)多くの通勤客が降りて来る
脇にはエスカレーターがある

高架の新しい駅舎をエスカレータで上ると改札口がある。駅員さんにフリー切符がないか尋ねたら、遠州鉄道と天竜浜名湖線とJRを組み合わせた東回りと西回りのキップがあるとの事。しかし今回は雨でもあり途中で降りるわけでもないので、遠州鉄道の終点である西鹿島駅までのキップを買った。


(左)新浜松駅改札口とキップ売り場

(右)ホームに上がると車止めの
向こうに新幹線が見える

改札を通り階段で上がるとホームは2面2線あるが、1面1線は留置線となっていて旧型の30系が停まっていた。車輪に車止めが前後にされていて、いつ動くか分らない。通常は1面1線の折返し運転である。今回は月曜日の朝8時半頃で通勤・通学等多くの乗客が降りて来るのでエスカレータは下りになっていたが、普段は上りになっている模様である。


(左)終点の新浜松駅では
多くの乗客が降りる

(右)2番線に留置されている30系と
1番線を出発する1000系電車

8:45頃4両編成の電車が入線して多くの乗客が降りて来た、通常は2両編成だが朝のラッシュ時(7時〜9時頃まで)は4両編成になる。朝の下り(西鹿島駅)方面は乗客が少ないが、浜松の繁華街を通るので病院・買い物等に行く人が利用をしている模様である。定刻の8:48に発車をした、単線の高架線を1分弱で第一通り駅(500m・1面1線)に着き、次の遠州病院駅(300m・2面2線)も1分しない内に着いた、ここで若干の乗客が入れ替わる。ここからは駅間が若干長くなるが2分弱で着いてしまう。八幡駅まで高架線であるが駅を出ると、この先は2013年完成予定で高架化工事が進められている。助信(すけのぶ)駅からは地上線で、曳馬(ヒクマ)駅(1面1線であるが高架化後は2面2線になる)、上島(かみじま)駅まで、線路の隣では高架化工事が行なわれている。その次の自動車学校前駅の手前で高架化工事が終わろうとしている。


(左)助信駅と曳馬駅間の高架工事

(右)西ヶ崎駅に留置されている
電関ED282

さぎの宮駅、積志(せきし)駅、西ヶ崎駅までは各駅間を2分弱で快適に進む。西ヶ崎駅には駅北東側に留置線があり、そこには電気機関車ED282とホキ800形の貨車3両が留置されていた、又駅西側には鉄道営業所がある、ここで運転手が交代した。小松駅を過ぎ浜北駅に着くと、そこには折返し用のホームが1面あった、もしかすると浜北駅止まりがあったのかもしれない。美薗中央公園駅(1面1線)、小林駅を出ると次の芝本駅の間は距離が一番長く1.7kmある、この間では国道152号線のバイパスと交差する所が高架化されていた。

次の岩水寺駅を過ぎ、新東名高速道路をくぐると終点の西鹿島駅に着く。ここには車両基地があり、遠州鉄道は相対式2面2線であるが2番線はホームが2両分しかない、その為通常は1番線を利用している。天竜浜名湖鉄道も同駅を利用しているが1面1線あり地下道で連絡されている、駅舎は共同で利用している。


(左)連結部分の通路が大きい

(右)西鹿島駅前

遠州鉄道は単線でありながら12分ヘッドという高密度ダイアなので遅れが許されない、終日無人駅(自動車学校前・積志・西ヶ崎・美薗公園駅・小林・芝本・岩水寺の7駅)での車掌さんは集札が大変であろうと思う。又全線の路盤管理が良く出来ていて70km/hでも揺れ等が少なく安定していると思われた。列車編成も2両固定編成で運転され、連結部分の通路が大きく開けられていて開放感がある。

遠州鉄道路線データ:路線総延長:17.8km。軌間:1067mm。電圧:750v。最高速度:70km/h。駅数:18駅。全18駅中15駅に交換設備あり、高架化が終われば16駅となる。所要時間:約33分。



鉄道訪問一覧