北 条 鉄 道

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粟生駅北条線ホーム、反対側に加古川線が停車するがホームの高さが異なる。車輌はフラワー2000形

北条線の粟生駅

2007年 9月23日 (日)

2007年9月23日(日)のどかな田園風景の中、農家と思われる家がポツンポツンとある。その向こうにはコンクリート建てのビルが3〜4棟並んで建っている。ここは兵庫県小野市粟生町にある粟生(あお)駅である。この駅はJR加古川線と神戸電鉄粟生線と北条鉄道の3線がこの駅を利用している。

1999年12月に駅名表示板撮影に来た時は加古川線もデーゼルの為、プラットホームは低くなっていた。2004年12月に加古川線が電化され、それに伴いホームの改修が行われ、加古川線のホームは階段が3段分高くなっていた。前回に撮った写真と比べると駅舎は同じだがホームが良くなっていた。

粟生駅に向かって来るフラワー2000形 11時頃であろうか、静かなホームで待っていると遠くの方でポーワ―ンという音がしたが姿が見えない、暫らくすると急カーブを切って加古川線と平行してピンク色したデーゼル車が見えて来た。思い出せば、以前訪問をした時に北条駅の工場で新造車輌が建造されていた時の車輌である。後で写真を比べたらまさしくその車輌であった。現在の保有台数は3両である、1985年製1台、2000年製1台、2001年製1台である。

JR加古川線が到着すると、静だった粟生駅も急ににぎやかになり、当初発車待ちをしていた車輌には私一人であったが、急に座席は一杯になってしまった。北条鉄道は全長13.6km全8駅である、11:10ジャストにエンジンを轟かせて粟生駅をゆっくりと走り出した、100m位加古川線と並行して走るが、すぐに左へ急カーブして西へ向かう。

播磨下里駅の駅名表示板、よく見ると右から書いてあった跡がある 田園風景の中、網引(あびき)駅、田原駅と雨除けだけの駅舎を過ぎ、法華口(ほっけぐち)駅に来ると古くなった木造の駅舎があった、駅舎の真ん中に昔の駅名表示板(右から書いた跡があり、ペンキで左から書き直してある)があった。1999年に各駅の駅名表示板写真撮影をした時には気が付かなかった。次の播磨下里駅と長(おさ)駅の3駅は古い駅舎と右から書いた(今はペンキで書き直してある)駅名表示板があった。長駅を過ぎると北の方に向きを変え、播磨横田駅を過ぎると前方に市街地が見え、始発駅を発車してから22分で終点の北条駅に着いた。

途中で(粟生駅を含め)交換が出来る駅がない、粟生駅ではJRのレールとも接続されていない1閉塞で北条駅を出ると、北条駅に帰って来るまで1台の列車のみの運転である。又北条駅以外は無人駅であり精算は車内で行う。沿線周辺には高校が2校あり、乗り換えて通える高校が2校あるので、計4校の学生が中心に利用している。少子化にあって利用者が減っているかと思ったが、あまり変化していないらしい、むしろ微増しているとの事である。

リニューアルされた北条駅 北条駅は駅舎が新しくなっていた(2001年にリニューアルされた)。以前は趣ある木造の駅舎であったが、立派な駅舎になっていた。道路を挟んで反対側には大きなショッピングセンターが出来ていた。その為以前より駅舎が移動しており営業キロ数が若干短くなっている。(1988年の時刻表で確認したら当事は13.7kmであったので100m短くなっている)

北条駅では10分程写真を撮ったりして時間をつぶし、11:42発の粟生駅行きに乗った、当然来る時と同じ列車である。全線終点まで乗って400円。第3セクター地方ローカル線の中では頑張っている路線ではないかと思われた。

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