弘 南 鉄 道

あんちゃんの旅TOP 鉄道訪問一覧

弘南鉄道の弘前駅ホームにて

弘南線の始発駅

2007年 5月22日 (火)

2007年5月22日(火)地方ローカル鉄道の訪問をする為、今回は青森県弘前市にある弘南鉄道を訪問する事にした。弘南鉄道は奥羽本線の弘前駅から黒石駅までの弘南線と、奥羽本線の大鰐駅から中央弘前駅までの大鰐線がある。今回はこの2路線を乗りに行く事にした。

すがすがしい朝、東京駅6:56発八戸駅行き“はやて1号”に乗り青森に向かった。八戸駅からスーパー白鳥1号に乗り換え青森駅まで行き、そこから奥羽本線普通列車11:17発弘前駅行きに乗り換え、予定通り12:05にJR弘前駅に着いた。

弘南線起点となる弘前駅舎 JR弘前駅ホームより見た弘南線 JR弘前駅のホームに降りると側線を挟んで2両編成の電車が停車していた、そこが弘南線の起点となる弘前駅である。元東急車輛ステンレスカー7000系電車だとすぐに分かる、早速写真を撮り新しく改装された跨線橋を渡り新駅舎へ行った。こじんまりとした待合室・トイレ・改札口がある。

12:30発の列車に乗る事にした。列車には名前が付いており“いなかぜ号”7011-7021である。列車は定刻に発車をした、しばらく奥羽本線と平行して走るが、すぐに東側へ向きを変えると、そこが弘前東高校前駅である。単線2両編成座席はほぼ満席である、駅間隔が短いのですぐに次の駅に着く、都電に乗っているようだ。次が運動公園前駅であるが弘前市総合運動公園が出来た時(1977年)に開設した駅だそうです。多分イベント等があった時は大変な混雑なのであろう!駅を出ると国道7号線の下を通り穀倉地帯を時速60km/hで快走し新里駅に着く。全長264mの平川橋梁を渡ると館田駅である、ここで上り電車と行き違う。更に穀倉地帯を進んで行くと弘南鉄道の本社がある平賀駅に着く。ここで列車の交換が行われた。

平賀駅構内には電気機関車(ED333)や南海電鉄からの電車もあった、今は使用していないのか外側のペンキが剥がれ相当傷んでいた。平賀駅を出ると水田やりんご畑が広がる、左車窓には美しい姿の岩木山が良く見える。柏農高校前駅や尾上高校前駅を通り約30分で終点の黒石駅に着いた。

除雪車(キ104)屋根上のエアータンクで除雪の巾を広げる羽を出す ラッピングされた電車 黒石駅は島式ホーム2本の頭端式で、1本は弘南線で他は元国鉄の黒石線が使用していたが1984年11月黒石線が廃線になった時から弘南線の留置線に変わっている。又側線には除雪車(キ104)があった、この除雪車は屋根にエアータンクを6本持っていて、除雪の羽をエアーで広げるように出来ているとの事であった、日本に2台しかないと駅員さんが説明してくれた。

黒石駅ホームの反対側には快速電車が休んでいた、沿線の高校生が描いたラッピング電車である。弘南線の駅名で〜高校前駅と言うのが3駅(弘前東高・柏農高校・尾上高校)もあり、学生が中心となっている感じである。現在この快速電車は学校が開かれている時の朝1往復運転されている。

黒石郵便局で旅行積み立てを行い、昼食を摂ってから14:20発で弘前駅まで戻り、大鰐線に乗る為、JR弘前駅から中央弘前駅まで歩いて行った(約20分)。

中央弘前駅前 中央弘前駅ホーム 大きな街道から奥に入った土淵川の脇に中央弘前駅がある。駅前には学生かサラリーマンが乗って来たのであろう沢山の自転車が並べられていた。ちょっと薄暗い駅舎の中に入ったら改札が始まっていた。自動販売機で終点の大鰐駅までのキップを買い(390円)15:30発の電車に乗った。駅名表示板を探したが見つからない、確認も出来ないうちに出発となった。ホームの片側は民家の塀があり、レールの反対側は土淵川である細長い片側1本のホームである。この線も元東急車輛7040+7039である、川に沿って走り曲線が多く時速30km/h以下である、すぐに弘高下駅に着く。そこを過ぎると直線部分が多く時速60km/hで走行する。西弘前駅は島式ホームであるが、通常電車は左側通行で島式であれば左側に入って行くのであるが、大鰐線は右側に入って行く、右側通行である?時間の関係で今回確認が出来ていない。何でなんだろう?

美しい雪の衣をまとった岩木山 弘南鉄道の大鰐駅 小栗山駅を過ぎると左手に水田が広がり、背後には美しい岩木山がそびえ立つ。津軽大沢駅には車庫がある、義塾高校前駅を過ぎると奥羽本線をまたいでクロスし、坂を下り終わると石川駅である。平川橋梁を渡るとりんご畑があり石川プール前駅に来る、弘前市立温水プールが開設した時(2002年10月1日)に駅も開業をした。弘南鉄道で最も新しい駅である。宿河原駅から平川の淵を進み時速30km/hで左へ大きくカーブを切ると奥羽本線と並行し、大鰐駅に定刻15:58に到着した。

鉄道訪問一覧