日暮里・舎人ライナー

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終点の見沼代親水公園駅に到着する日暮里・舎人ライナー300系

2008年 4月29日(火・祭)

2008年3月30日(日)にスタートをした、都営の新交通システム「日暮里・舎人ライナー」が荒川区の日暮里と足立区の舎人(とねり)にある見沼代親水公園(みぬまだいしんすいこうえん)を結ぶ営業距離9.7km(全長9.8km)でスタートをした。少し遅れたが2008年4月29日(火・祭)に初乗りに行って来た。

駅前にある太田道灌騎馬像 JR日暮里駅に着き、駅舎の写真を撮ろうと思い駅前に行ったら、この新線が出来るにあたり、駅前は以前と比べがらりと変り、駅前にあった太田道灌騎馬像が10m位移動していた。駅前状況を写真に撮り、エスカレーターを何回か乗り継いで改札口に来た。

いよいよスイカを使って改札を通過し、子供連れでごった返しているホームに来た。祭日なので日中は10分間隔で運転(平日の日中は7分間隔)朝夕は5分間隔である。暫らくすると超満員の5両連結・ステンレスカーが入線して来た。既に子供連れの親子が大勢並んでいるので、それには乗らず次の列車を待った。一番前に場所を取りカメラを構えた。無人列車なので障害物は無く見晴らしは最高である。

荒川と首都高を一跨ぎするS字カーブ 日暮里駅を出ると直ぐ左側へ直角に曲がり尾久橋通りに入る、そこを北西に行くが直ぐ北に向きを変えると西日暮里駅に着く、そこからは真直ぐ北上して行く。両側はビルが林立しておりビルの谷間という感じである。赤土小学校前駅を通り熊野前駅の下には都電荒川線が見える、足立小台駅を出ると荒川と首都高を一跨ぎする、ここは急勾配であるが車輪がゴムタイヤなので軽く登って行く、鉄輪だと登るのが難しい。ここが最高地点でありS字のカーブを描いて下って行くと、そこが扇大橋駅である。営業距離9.7kmに13駅、平均駅間距離は808mとなるが西日暮里駅を出ると直線であるので次の駅が見える。しかしながら途中の道路を跨ぐ等での高低差はある。舎人公園駅ではホームが2面あり、ホーム間の線路が地上に降りて行き、地下にある車輌基地へとつながっている。そこを過ぎると舎人駅、そして終点の見沼代親水公園駅に着く。全線複線の軌道は高架構造で所要時間約20分。

舎人公園駅から地上に下り車輌基地につながる路線 日暮里駅から終点の見沼代親水公園駅まで9.7kmであるが320円である。東京地下鉄・JRは9.7km190円。この金額は計画から営業開始までの期間と、土地の買収にかかる費用で決ってくる。最近開業をした東葉高速鉄道が計画より用地買収困難で1年遅れた為に当初計画より金利負担分の金額90円が上がり9.8kmが490円となってしまった、地元からは一番運賃が高い鉄道と言われている。ちなみに、新都市交通は道路の上を走る為、財源は道路特定財源である。

終点の見沼代親水公園駅の先は尾久橋通りの上で工事途中の様な感じで終わっている。ここが東京都と埼玉県の境である。この先将来伸びるのであろうか?興味がある。

見沼代親水公園駅の先はどうなるのだろう? 次回もう一度、空いている時に乗ってみたい。運転席が無いのでスピード等が分からないが、制限速度が60km/hなので、多分60km/hであろう。それにしては振動が多く感じた。

車輌主要諸元表より:車輌は側方案内軌条方式の5両編成(全電動車)で、客室はセミクロスシート配置、乗降扉片側2箇所。三相交流600V、50Hz。最高運転速度60Km/h、最大加速度3.5Km/h/s、最小曲率半径30m、最大登坂勾配50‰(本線)・65‰(側線)、集電方式:鋼体3線式・側線接触方式。保安装置として自動列車制御装置(ATC)と列車検知装置(TD装置)を備える。そして、自動列車運転装置(ATO)によって自動運転される事になっている。

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