ロマンスカーと箱根温泉の旅

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ロマンスカー7000形式

ロマンスカー7000形式

2005年1月29日

2005年1月29日(土)スーパー箱根13号の展望席に陣取り、暫く車内を探索していると、列車は定刻10:10に新宿駅を出発した。超高層ビルを右車窓に観ながら、小田急ロマンスカー7000形式はゆっくりとすべりだした、新宿駅を出てすぐ右に急カーブで曲がると朝夕は開かずの踏切で有名な所を通過しすぐ南新宿駅をゆっくりと見送り、代々木上原駅に来る、そこで東京メトロ千代田線が乗り入れ、ここからは複々線になる、しかし現在工事中で下北沢〜東北沢間は相当遅れそう!梅が丘〜狛江間は完全に複々線として完成している、向丘遊園駅まで複々線になる予定だが、途中まだ工事中が多い。

今回は昨年3月で定年退職して人生の充電をする為に仕事を一時的に休み、そろそろ復帰をしたいと思い、あっちこっちに旅行をしようと思っての旅である。

小田急のロマンスカーは学生の頃からなじみがある、学校が新宿駅の直ぐ側であった関係でよく知っている。当時はロマンスカーからオルゴールの音が流れ、ロマンスカーが来た事を告げていた(SE3000形式で現在は引退)。

このSE3000形式車は当時の国鉄技術研究所の協力を得て完成をしている、1957年9月に東海道本線にて当時の狭軌鉄道における世界最高速度145km/hを樹立し、その高速性、安全性、快適性が立証された。現在の新幹線電車につながる特急電車となった。特徴は超軽量モノコック構造、連接車(車両の接続部の下に台車がある)、低重心、その他、特徴はいっぱいある。

その小田急ロマンスカーに新型車VSE(50000形)が3月19日(土)から運転開始という事で、その前に現行の7000形式に乗車を試みた。

スーパー箱根13号は途中小田原に停車して、箱根湯本駅にアッという間に着いてしまった。そのままホテルに行くのももったいないので、箱根小涌園ユネッサンで『相田みつを展』を開催していたので見に行く事にした。なんでこんなに人間の心を素直に書けるのだろうと思った。こんなに簡潔で素直に書くのは難しい! そこで日めくりカレンダーと本を一冊買って外に出たら霧雨が降っていた。そこから箱根登山鉄道に乗る事にして、小涌谷駅に行って小さな駅舎で待つ事にした。構内には登山電車の特色が書いてあった。

レールが3本。箱根湯本駅 線路に付いて
1)小田原〜箱根湯本間は小田急線が乗り入れている為、3本レールが敷かれている。2)箱根湯本〜強羅間の大部分が80‰(80/1000)の急勾配がある為、途中3ヶ所でスイッチバックを行っている。3)山の中腹を巡って走る為、半径30mという非常に小さい曲線が6ヶ所あります。4)電圧は小田原〜箱根湯本間が1500V、箱根湯本〜強羅間が750Vと異なっている。




箱根登山鉄道-強羅駅 車両に付いて
1)急勾配の為、1車両に105馬力のモーターが4個付いている。2)ブレーキは一般のブレーキの他にレール圧着ブレーキ(非常用)が装備されている。3)曲線が多く摩擦による抵抗を防ぐ為、水を散きながら走っている。4)常に電気ブレーキを使用しているので、屋根の上に大きな抵抗器が取り付けてあります。

暫く待っていると、赤い3両編成の車両がゆっくりと構内に入って来た。当然の事ながら最前部で運転席の横に陣取り、自分で運転をする気分になろうとした。急な坂、急カーブを小涌谷駅から強羅駅までの1.6kmを5分もかけて、ゆっくり登って行く。強羅駅に着くと、そのすぐ脇で早雲山行きのケーブルカーが待っていた。

ケーブルカー強羅駅 強羅駅から早雲山駅まで10分弱である、1995年3月竣工した、輸送力増強で2両連結とし、窓を極力大きくし、観光地にふさわしいスタイルにした。このケーブルカーの歴史は古く、1935年12月に開業をしている、施設一式をスイスのフォードベルン社より輸入して営業開始した。カラーブックス「日本の私鉄、小田急」より抜粋。

強羅駅に着くと、その前が目的地の宿である。バスターミナルの隅の方にある私設のケーブルカーで宿の脇まで降りると、そこが玄関であった。

2005年1月30日(日)晴 昨日と変わって天気は最高に良い、予定よりちょっと早く宿を出発してしまった。強羅駅からロープウエーに乗り大涌谷駅に近づくと、富士山が見えてきた、そこから姥子駅までは富士山の景色は最高である、又下を見ると地獄谷の噴煙が地表から噴き出ていた、この間の約30分は素晴らしい景色が堪能できた。桃源台に着くと芦ノ湖遊覧船の海賊船が待っていた。

芦ノ湖と富士山 大涌谷と富士山 海賊船と富士山と箱根神社の鳥居 タイミングよく海賊船が出航する所であり、早速写真を撮りすぐに乗船をした。天気が良いので、甲板に出て写真を撮ったが、そこからの富士山も格別であった。約40分の乗船で元箱根に着いた。乗り継ぎのタイミングが良く来たのでまだ11時である。そこで折角なので成川美術館に行く事にした。

成川美術館は敷地入口よりエスカレーターで昇り、芦ノ湖を見下ろす丘の上にたたずんでいる。当日は平山郁夫、山本丘人、石本 正、加山又造、その他らの作品が多く展示されていた、三ヶ月毎に年四回展示替えを行っている模様である。一階には展望室があり芦ノ湖、その向こうに富士山、手前には赤い鳥居の箱根神社と自然の美しい眺めがまるで絵画を楽しむように堪能できる。展望室の奥にあるティールームでコーヒーを飲みながら暫く見とれていた。

箱根神社 まだ帰るには早いので、昼食後は箱根神社に行く事にした。ここは元巨人軍監督の長嶋茂雄氏が毎年来ていると言われている所で、是非行ってみたかった所でもある。




次回は3月19日(土)の小田急ロマンスカー新型車VSE(50000形)を乗りに来たいと思う。



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