“「芝山鉄道」”訪問記
日本一保有路線が短い鉄道
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芝山鉄道・芝山千代田駅
２０１０年１２月１９日（日）
新型スカイライナー訪問時に成田空港を通る芝山鉄道を知り気になっていた。良く調べたら普通鉄道で日本一保有する路線が短い、との事で急に乗りたいと思い年末に訪問をする事にした。
芝山鉄道に付いてHPより：『成田空港が設置される事により、通行が分断されてしまう等のデメリットを受ける空港東側地域へ補償の為、国が建設を約束した鉄道である。当初は小型電車で線内折り返し運転を計画していたが、地元からの要望で通常の大型車両で京成成田まで乗り入れ、朝夕は上野駅等へ直通運転する事になった。2002年(平成14年)10月27日に東成田駅―芝山千代田駅間2.2km（単線・全線190円・IC乗車券は利用不可）が開業した。』
（左）京成成田駅から、芝山千代田に向かう
隣のホームを新型スカイライナー回送車が通過
（右）東成田駅(地下ホーム)の上は
道路と駐車場の間で誰もいない
2010年12月19日（日）京成成田10:46発、芝山千代田駅行きに乗った。次の東成田駅で京成線から芝山鉄道に変わるので降りて写真撮影をする事にした。次の電車が出る11:32まで駅の周り等を見学してから駅員さんとしばらくお話をした。
（左）利用されていない薄暗いホームにある
旧成田空港駅の表示板
（右）現在の東成田駅表示板
話によると、東成田駅は1991年まで成田空港駅として活躍していたが、後から出来た、別ルートの成田空港駅が開業した為に、旧成田空港駅は東成田駅に改称した。既に完成していた京成成田駅〜東成田駅（旧成田空港駅）間は芝山鉄道の為にだけ存在している感じである。東成田駅は2ホーム4路線あるが、利用は1ホーム2路線のみで、隣には利用されていない薄暗いホームが当時のままある。そこの駅名表示は成田空港駅となっていた。
（左）くねくねしたトンネルを出ると高架線になる
（右）トンネルを出て左に大きくガーブすると終点である
東成田駅11:32発の電車に乗ったが、日曜日の為か6両編成で乗客は5〜6名であった。地下ホームの東成田駅を定刻にゆっくりと発進し、くねくねと曲がった地下を進んで行く、当然スピードは出せない。これは土地買収に失敗した為、買収できていない所を避けて線路を引いた為である。やっと地上に出るとすぐ左へ大きくカーブして高架線になり、芝山千代田駅の高架ホームに入る。全長2.2kmであるが、半分以上は地下でほとんどが曲線部分である。
（左）終点の芝山千代田駅
8両編成も停まれる立派な駅である
（右）駅前には早期延伸の大きな看板がある
芝山千代田駅はもともと整備場前として計画があった所なので、周辺には航空会社の整備場等、関係会社しかない。その為従業員の通勤用となっている模様で、住民の為ではない。この先にある芝山町中心部までは伸ばさないと住民の為と言う事にはならない。
駅の改札口を出ると、駅前に芝山鉄道早期延伸、芝山町中心部へ、そして九十九里への大きな看板がある。将来は芝山町中心部を経由して九十九里海岸方面へ延伸も検討されている様だが、いつになる事やら。尚この鉄道には過激派のテロを警戒して警察官(1名)が常に乗車していた。
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