海沢谷林道・三滝めぐり

「三ツ釜ノ滝・ネジレノ滝・大滝・めぐり」

あんちゃんの旅TOP バックナンバー



海沢谷・三滝めぐりは、奥多摩駅からスタート


2011年 9月10日(土)

TVで奥多摩の滝を紹介していたので、早速行く事にした。2011年9月10日(土)朝、新宿駅に来たら、休日の為かハイキング・観光等に出かける人達で電車も駅もごった返している、日本人は元気だなーと言う感じである。新宿駅8:19発、臨時ホリデー快速おくたま号に乗車して、9:50頃奥多摩駅に着く。早速駅前にある案内所に行き三滝ガイドマップをもらい簡単に案内をしてもらったが、TV放送の様に簡単ではなさそうである。

今日は天気も良いし、時間もあるのでゆっくり行く事にした。水分等を補給して10:00頃案内所を出て歩き始めた。奥多摩駅前の道をまっすぐに青梅街道の方に行き昭和橋を渡る。観光ガイドマップに従い海沢(ウナザワ)三滝方面に向かった。


(左)昭和橋から見た多摩川

(右)海沢トンネルの前を流れる海沢川



多摩川に沿って歩いて綾瀬橋を渡ると前方には東京電力氷川発電所が見えてきた、そこで多摩川と海沢川が合流している。今度は海沢川に沿って登って行くと、左側にはおさかな養殖センターがあり、そこを過ぎるとトンネル工事現場に来た。そこにアメリカキャンプ村入口の案内板があり、そこを入って行く。


(左)海沢トンネルを入ると真っ暗であるが、出口が見える

(右)出石窪ノ滝、坂本橋の上から



その道は舗装されているが狭く車がやっとすれ違える位である。しばらく登って行くと、アメリカキャンプ村が見えて来た。更に海沢川に沿って登って行くと海沢トンネルに入るが中は照明が無く真っ暗である、しかし短いので(100m弱かな?)入口から見ても出口が見える。トンネルを出てすぐ右に曲がると瀬見橋があり、更に進むと坂本橋がある、そこには出石窪(デイシクボ)ノ滝があり息抜きとなる。


(左)海沢川の途中にある小さな滝壺で救助訓練をしていた

(右)川の反対側には大きな滝、この滝も釜が三つある(天狗岩の滝)



更に登って行くと、地元の救助隊かもしれないが小さな滝壺で救助の訓練をしていた。当日は熱く汗を流しながら登って来たので水が冷たそうで羨ましかった。海沢川には両サイドから流れ込む小さな川が滝のようになっており、その中で直線的に落ちて三段になっている滝があり気になっていた。案内には書いてなかったが後で調べたら、天狗岩の滝である事が分ったが見応えがあった。しかしながらこの滝には行く道が見つからず、近付けないのかもしれない。景色は良く少し休みながら登って行くと海沢園地に来る。ここまでは車で来る事が出来るが駐車場が無い。駅から歩いて1:40位経過していた。


(左)三ツ釜ノ滝

(右)真中の釜から下段の釜へ流れ落ちている



『海沢谷は硬い堆積岩の地層が渓谷に沿って帯状にあると言う。硬さに違いのある地層の所では風雨流水の浸食により段差が生じ、滝が出来る原因になっている。梅沢園地を過ぎると連続して3つの特異性のある名滝(三ツ釜ノ滝・ネジレノ滝・大滝)が見られる。』案内書による。

海沢園地までは舗装されているが、ここからは山道で石がごろごろしており、木の根が出ていて滑りやすい。履物は登山に適した靴が必要。海沢園地から5分位で思っていたより楽に三ツ釜ノ滝に来る事が出来た。『三滝の落差は6+4+2.5=約12.5m』案内書による。滝の右側に鉄階段があり登ると三釜を見る事が出来る。

三ツ釜ノ滝からネジレノ滝の方が手前にあるが一番奥にある大滝を見てから戻りにネジレノ滝に寄った方が効率的と案内書に書いてあるので、それに従い行く事にした。


(左)登山道とは言うものの木の根が多い

(右)岩の間をロープを利用して登る(右から左の方へ登る)



大滝までは距離的に短いと思うが、途中ロープで岩を登ったり、一枚岩の乗越えがあり、コケが生えていて滑りやすい等で、両手を空けておく必要がある。時間的には30分位費やしたかもしれないが、結構難所である。大滝は滝壺まで降りる事が出来、そこまで行くと気温が急に下がるのが肌で感じられる。海沢谷一番の落差約20mの滝で落ち口から途中6m位の所にある岩に当り飛沫を飛ばし、そこから溝状の斜面を滑り落ちる、素晴らしい滝である。そこでしばらく見とれていた。


(左)大滝

(右)ネジレノ滝



そこから戻り一枚岩を乗越え+ロープで降りたりして、途中からネジレノ滝方面に道を変え坂を降りて行った。滝に近付くと、そこには三枚岩の乗越えがあり、そこを過ぎるとネジレノ滝の標識が出て来た。このネジレノ滝は二段滝で上段は北向き落差6m、下段は北西向きで3m、上と下がネジレた形に見えるところから、その名がある。滝壺は、三方の岩壁が高くて薄暗い、滝の音が壁に反響して唸りを上げている感じで不気味さを感じる。



バックナンバー