2011年5月27日

岩国市長 福田 良彦  殿

 

米空母艦載機によるNLP(夜間離着陸訓練)の

予備施設指定問題についての申し入れ

 

安保条約廃棄・岩国基地撤去岩国地域実行委員会   代表 米重 政彦

 

 5月30日から6月9日まで硫黄島で、米軍の空母ジョージ・ワシントン艦載機の夜間離着艦訓練(NLP)が予定されていますが、天候不順の際の予備施設として、また岩国基地が指定されました。

米軍は、これまで私たち市民や、県、岩国市の申し入れにもかかわらず、繰り返し岩国をはじめ、厚木、三沢などの基地を予備施設に指定してきています。

NLPによる爆音は市民生活に耐え難い被害を及ぼし、日常的な米軍機の爆音にたいしても住民による爆音訴訟もおこされています。市民の声をまったく無視し、繰り返し岩国などを予備施設に指定してくる米軍の姿勢は許せません。

米軍は、艦載機部隊の全ての通常型ホーネット戦闘機を、エンジン出力が35%も増強され、これまで以上に爆音をまきちらす新型スーパーホーネットに機種変更しました。艦載機部隊が駐留する厚木基地では、さらに爆音被害が広がっています。今回の訓練にもスーパーホーネットが参加することになっています。市民に耐え難い爆音被害をおよぼすNLPの岩国基地への予備施設指定をやめるよう強く求め、岩国市長がその先頭に立って実効ある手だてをとられるよう申し入れるものです。

以上の点をふまえ、以下の点について要請します。

 

 

1、NLP訓練の予備施設指定をやめるよう、他の厚木、横田、三沢基地をかかえる自治体とも協力し、強く米軍や防衛省に求めること。

 

2、米軍機による爆音被害、事故、米兵犯罪が広がる、艦載機移駐計画に反対すること。

 

以上
申し入れするメンバー
左から山田市議、米重代表、木佐木県議、藤本事務局長