家族会のご案内




 現代社会にはストレスが満ちあふれ、誰が心の病になってもふしぎではない、と言われています。発病は不運なことであり、もし家族の一人に激しい急性症状が現れると、周囲の者は途方に暮れてしまいます。今では医療の進歩により急性症状の改善は容易になりましたが、その後の家族の対応のやり方次第で、順調に回復に向かうか、病気がこじれてしまうか、その点に大きな違いが生じるのです。心の病は、生活の中の人間関係と深い関係がありますから、医療の力に頼るだけでなく、人間同志の信頼感を取り戻すために、家族が本人を支えなければなりません。  家族会は会員が悩みを共有することから出発して、家族としての対応法を実践的に学び、さらに障害者福祉の増進のために普及啓発活動を行っています。


あおぞら会(金沢区精神障害者家族会)は、
1.家族それぞれの悩みを語り合う場です。

  家族には共通の悩みがありますから、お互いの共感に基づいて、わが家で  なすべきことが発見されます。障害者本人に過大な期待をかけたり、または生活に干渉しすぎると、悪い結果を招きますが、その辺の手加減を家族同志の体験から学ぶことができます。

2.家族の立場で、医療と福祉について学習する場です。
  本人を病者として見るだけでなく、人間的な交わりの回復を援助し、自立を促すことが大切です。医師やソーシャルワーカーやボランティアなど、種々の立場から精神保健に関わっている人たちの意見を聞き、医療や福祉制度を幅広く学習することによって、適切な対応法をみつけることができます。

3.障害者を挫折させない社会の土台を作る場です。
  障害者に対する社会の理解は年々深まっていますが、未だ偏見のために不当な差別を受ける事例が少なくありません。あおぞら会では上部団体の、NPO法人浜家連(横浜市精神障害者家族連合会)と連携して社会啓発に努め、誰にも住みやすい社会の建設を目指しています。
  人間は社会的動物であり、他人との交わりの中で生きています。病気のために社会生活がしずらくなった人々にはリハビリテーションのための社会資源があります。医療だけでは改善されません、利用できるリハビリテーションの場(社会資源)を、あおぞら会は生きた情報を提供します。



あおぞら会は
 毎月一回の例会で家族懇談会、話の集い、行っています。
 各専門の講師を招いて病気の話、薬の話、又社会資源の活用の勉強、情報提供などを行います。
 会費は1ヶ月500円です。福祉保健センターに問い合わせてくださればスケジュールがわかります(
045-788-7848)。

 家族会の会員は誰でも、過去に世間の眼から隠れて内緒で病人を治したいと悩んでいました。しかし世間から孤立した気持にこだわっていると、心が暗くなるばかりです。思い切って家族会に参加し、悩みを語り合い視野を広げて、自分の役割が見えてくるようになり ます。



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