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利用者のための介護保険1
 初めての介護サービス
(2005年12月10日)

 (※おことわり平成18年4月より今までの介護保険のサービスは次の2つになります。今までとあまり相違のない介護給付。自立、もしくは軽度の方の為の新予防給付。ここでは介護給付についてお話してゆく予定です。)

 
自分自身が、連れ合いが、また両親が始めて介護サービスを受けるのはどの様な場合でしょうか、その日に備えて考えてみましょう。

 @手足の動きが思うようにならない
 A物忘れするようになった
 B持病が悪化した
 C骨折など、外傷を負った
 D急激な病状の発生、悪化

 想像は出来ると思いますが、説明いたします。

 @は筋肉の力が衰えた場合です。階段の昇り降り、外出、掃除、洗濯、食事の支度など行うのがつらくなります。
 Aは午前中の事をその日の午後には忘れる。同じものを何回も買ってくる、等本人も家族も気が付かない所から始まります。
 Bは手足の痺れ、目のかすみ、指先のふるえ、息切れ等病気により様々な不自由がおきます。
 これら@ABが主な理由の場合は御本人の置かれている様々な状況により何時介護サービスが必要になるかが変わります。

 例えば「一人暮らし」「高齢者のみの世帯」「子供世帯との同居」等があります。何時から、どの様なサービスをと考えた場合、御本人の状態と置かれている状況で決められる物とお考えください。
 Cは転倒、交通事故、又骨が弱くなったための骨折等により突然体が大変に不自由になった場合です。
 Dは脳梗塞、心筋梗塞、癌等が想定できます。
 CおよびDに関しては利用者の状態が主として問題になり、日頃からの生活の状況はあまり関係ないと考えます。
 大雑把に@からDまで分類しましたがもちろんこれ以外もあります。
 細かい部分は別の稿にてお話したいと思います。
 次回の 利用者のための介護保険2も御覧ください。
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利用者のための介護保険2
 ケアマネジャーってなに? ケアマネの基本職種別利用法

(2005年12月10日)
 
 
介護保険の話になるとケアマネジャー(ケアマネ)と言う言葉がよく出てきます。正式名称は介護支援専門員といいます。この堅苦しい名前は小泉純一郎首相が担当大臣であった時、“ケア・マネージャーなどという外国語の名称を日本の介護保険の中で使用するのは如何なものでしょう”。

 との事で作られた言葉だそうです。ただ、折角作ったにもかかわらず、現場ではケアマネと呼ばれています。
 ケアマネの主な仕事はケアプランの作成です。これに付随したケアマネの仕事は山ほどありますが、詳しい話は後日お話します。

 ここでは簡単にケアプラン(居宅サービス計画)の説明をします。

 利用者さんの困っている問題、楽しい生活を送るのに障害となっている問題を解決するためにはどの様な介護保険のサービスを利用すればいいのか。

 利用者さんと共に考え、サービスの種類、内容、回数等を計画する事と考えて下さって結構です。

 ケアマネになるためには試験があります。

 それに合格し、研修を受けた後 ケアマネとして活躍できるわけです。しかし受験するには一定の条件を満たしていなければなりません。

 法律で定めた専門の資格等を持ち、さらに定められた期間その専門職の実務に就いていた場合、受験できます。

 この専門職がケアマネの基本職種です。

 基本職種の内、医療職では、医師、歯科医師、薬剤師があります。看護職では保健師、看護師。福祉職は社会福祉士、介護福祉士。介護職ではヘルパー他に行政の職員の特定の職種、栄養師、鍼灸師、柔道整骨士等があります。

 ケアマネにとって、基本職種の領域は得意分野であると言う事です。

 得意分野であればこそ、プラン作成時にも、サービス提供の際にも他のケアマネにない心遣いが期待できるのです。

 医療サービス・看護サービス・介護サービス・他の行政サービスとの連携等の内、利用者さんに取って重点的に必要なサービスがある場合、ケアマネの得意分野とそれが合致していれば良質な居宅介護を受ける事が出来るのではないでしょうか?

 最後にどの基本職種であろうとも、ケアマネさんは皆優秀で善意のかたまりである事を申し添えておきます。

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利用者のための介護保険3
 最初に必要なサービスは何ですか?
(2005年12月10日)

 利用者のための介護保険の最初の話の中ではパターンを5つに分類しましたが、今回は2つに分けることにします。

 @生活に必要な能力が段階的に下がっていく場合

 A急激に下がった場合

 
それぞれ、どの様なサービスが必要となるのか考えてみます。
 
段階的に進む場合では、初めて介護サービスを受ける場合、利用者の方はまだまだ御自分でできる事は多いはずです。
 
まず、最初に考えられるサービスは訪問介護サービスによる生活援助です。居室の掃除、買い物、洗濯等を手伝って貰えます。全て任せるのではなく、買い物等は一緒に出掛ける事も御本人に取って楽しいと思います。
 
更にデイサービス(通所介護)も利用者が楽しみに出来るサービスです。
 
この説明は別の機会に詳しく説明する予定です。
 
これ等は楽しく受ける介護サービスといえます。
 一方、急激に下がった場合に選ぶ介護サービスは利用者の安全の為のサービスを選ぶべきでしょう。
 
まず一番初めにベッド、車椅子等のレンタル。必要ならホータブルトイレの購入。
 
利用者の住んでいる部屋を安全で居住性の良い部屋にすることが大切です。
 
更に訪問看護サービスを受けることにより看護師の看護が定期的に受けられますし、緊急時訪問看護加算を入れれば急な変化にも対応できるのです。
 
このサービスの詳細な説明は後日行います。
 
今、御説明したサービスはまず当初に必要となる可能性のあるサービスです。利用者の御事情により必要のない場合もありますし、他のサービスが必要な場合もあります。
 
これらはケアマネと相談する際の最低限

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利用者のための介護保険4
 薬剤師による居宅療養管理指導

(2005年12月30日)


 お年寄りはいろいろな病気を持っています。

 いろいろな症状が出ます。
 複数の医療機関にかかることが多いです。
 処方されている薬の種類が多くなりがちです。
 また、栄養補助食品等を摂取する方も多いようです。
そのため、たくさんの薬を持っています。
 高齢の方はたとえ病気が無かったとしても、代謝機能などが低下している事がありますので、副作用等も出現しやすいと考えられます。
 体重の変化などにより服用する薬の分量も変わります。
 そのため、いろいろなチェックが必要です。
 薬の飲み忘れ、服用する分量間違い等も起き易いものです。
 それらの危険からお年寄りを守るために薬剤師による居宅療養管理指導というサービスがあります。
 居宅療養管理指導は介護サービスの中で、ケアマネジャーがプランに入れることの出来ないサービスです。
 指示できるのはお医者さんです。
 もし利用者さんがこのサービスを受けたいと思ったら、医療機関のお医者さんに話してください。処方箋に指示を記入したり、それ以外の方法で薬局への指示の記入してある物を利用者さんに出します。
 利用者さんはそれを居宅療養管理指導を行ってほしい薬局へ持っていきます。薬局がこれを引き受けたとき、簡単な契約を行います。
 これで準備は終了です。ちなみに薬局を選ぶときは親切で信頼できる、御自宅の近くの薬局を選びましょう。あまりに遠い薬局は訪問することが困難な場合があります。
 契約を行って医師の指示を受けた薬局は処方があれば調剤を行った後、1ヶ月に訪問する回数、訪問日時などを決めて、利用者に連絡します。薬局で行うことも電話連絡の場合もあるかもしれません。
 薬剤師は訪問すると、
 お薬は決められた通り飲んでいるか
 薬の保存状態はどうか
 他の薬、サプリメント、食品との飲み合わせはどうか
 副作用などはどうか
 日常的な生活での動作等は低下していないか
 生活環境に問題はないか
等をチエックします。
 さらに可能ならばその解決方法をアドバイスします。
 薬剤師以外の専門職の協力が必要な場合は、ケアマネジャー、または医師等に連絡を行い対処できるようにします。
 このように薬剤師の能力をフルに使って、在宅での安全をまもり、薬物治療の効果が十分上がるようにするサービスが薬剤師による居宅療養指導です。
 サービスは通常1月1回から4回状態に応じて薬剤師が回数をきめます。
 利用者さんの負担は毎月1回目が500円、2回目以降が1回300円です。

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利用者のための介護保険5
 居宅サービス 訪問看護

(2005年12月30日)


 訪問看護とは看護師さんが自宅等を訪問し利用者さんに看護サービスを提供する事です。
 
このサービスはお医者さんの指示が必要ですが、ケアマネジャーがプランに入れることが出来るので、ケアマネジャーとお話ください。
 
同じサービスでも医療機関から看護師が派遣される場合と、訪問看護ステーションの場合があります。
 
他のサービスに比べると若干、割高の感もありますが、病状が重い場合、状態の変化が著しい場合などでは生命を守るために必要なサービスといえます。
 
さらに在宅酸素、カテーテル等を使用している場合、インシュリンの注射を行っている場合、居宅において継続的に医療行為に類する事が行われている場合、必要なサービスです。
 
看護師さんの行うサービスはまず、バイタルチェックがあります。利用者さんの身体の状態がどの様なものであるか、調べることです。
 
利用者さんの使用している在宅酸素、各種カテーテル、人口肛門、補装具等のチエック、消毒、辱そうの手当て等医療行為も行います。
 
入浴の介護、体の清拭等身体介護も行います。

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