An angel and a fallen angel

 

神の使いにしてただ正義のために己の白い翼を使い走る天使
ただ自分のみ信じ地上の生きとし生ける者のために奮闘する
そしてその場に残るわ真っ白い羽
たとえ片翼を失っても神の威厳のため
生きとし生ける者のため
かれらはずっと自分を信じる

しかし一度神の行いに疑問を持ち
自分の行いすら疑問を持ち始めると全てを見失い
神の行いなどただの戯言にしか思えなくなってくる
そこを突いてくるのは悪い行いしかしない悪魔達
天使は次第に悪魔の行為に惹かれていく
そして真っ白い羽を黒く染め
神の行いに反旗を翻し
悪魔として生きていく
そして自分が善として働いてきた生きとし生ける者に
悪い行いという甘い汁を吸わせようとする
ただ今までの己の行いを消すために
新たな自分の生きる道としてがむしゃらに悪魔の道へ導いていく

神の行いに背き悪魔という魔界に堕ちていった天使達
彼らの事を私たちは堕天使と呼び嫌っていく

彼らは天使でありながら堕天の道へ行ったはもしかしたら己の滅びを望んでいるかもしれない
きっと今までやってきたことが疲れたから…
働きすぎてもう自分が分からなくなるぐらい働いたから
永遠の眠りにつきたいのかもしれない…
いずれその願いを叶えてくれる日がくるだろう
そのときは自分達の滅びを物語るかのように羽も朽ちていく

 

作者コメント→天使と堕天使の本を読んでふと思ってみました。相変わらずへぼへぼです…。

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