悲しい 悲しい水の底
私はただ一人そこにいた
ここには誰もいない
自分を束縛したり 命令する者などいない
ただ自分ひとりだけ……
ぽたぽたと水の滴る音が聞こえる
自分の足元には水の中にも関わらず波紋が広がる
誰もいない…
一人ぼっち…
そこに硝子の破片が私に向かって降ってくる
なあに?
私はその破片の一部を手にとった
その硝子にはあるモノが描かれていた
これは…私の…真実
一人は嫌い…
でも…孤独になって誰にも相手にされないのはイヤだ……
きっと私の心は脆い
じゃなければこんな気持ちは持たないだろう…
孤独と共に生きる気力もなくなるだろう
孤独は闇しか生み出さない
そして闇の支配者が私を包む
闇に支配された者は闇をまた生み出し広げる
こうして闇は広がり孤独が広がっていくのだ
孤独の私
一人ぼっちの私
ずっとずっと誰も傍にいなくて心はぽっかり穴が空いている
誰か私を救ってください
それが本当の私の気持ち…… |