The captor of a wind  - 風の狩人 -

 

風の音を聞き、獣と話し
星明りの元で弓を手にしてすやすやと寝息を立てて眠る男がいる

彼の持つ弓は獣を狩らない
狩る必要がないのだ
狩るとするならばこの聖域を汚す者のみ
聖域を汚す者には容赦なく矢を放ち森から排除していく

だから鳥は彼の為に唄を唄い
獣は守人である彼に道を空ける
彼は森の主であり風の主
清廉なる風の狩人
ただ森の住人を守るために今日もまた走り回っている

 

作者コメント→こんなのがいたら私は必ずファンになるでしょう!(笑)

"優しき神秘の夢"のメニューに戻ります。