死は誰しも迎えるもの
しかし、それと共に新しい命が宿る
そう…それが我らの血を残すため
死んでも自分の存在は消えない
それは遠い未来の子達へ引き継がれ
残してきた友と呼ばれる者達に語り継がれていく
決して本当の死を迎えたわけではない
語り継がれることで人の心の中に永遠に生き続けるのだ
本当の死を望むものなどいない
きっと誰しも生きたかったに違いない
永遠の死 永遠の生
それは神が唯一生きとし生ける者にに与えなかったモノ
与えれば神というのはなくなるだろう
神は生き物の運命を定めることができる絶対的な存在
神のものさしで我らの運命が決まるのだ
それは死も同じ
神は死すら平等に与えるのだ
生きとし生ける者と死を迎えた者が相見るとき
双方何を思い、何を考えるのか……
それを知るときは真の死と生を垣間見るとき |