| 崩壊 |
| どうしてだろう… こんな結果になることは望んでいないのに… 自分達が長い月日をかけて作り上げた存在(モノ)が 編んできた絆が 一瞬のうちにがらがらと音を立てて壊れていく 待ってと手を伸ばしてもその崩壊は誰にも止められない ただ目の前で壊れていく様を見守ることしか出来ない 壊れた先に何を求めるの? 壊れる前の時に戻りたいの? でももうあの頃には戻れない 戻りたくても 今はもう亡き過去となってしまった… 失われたときを求めてあなたはどうする? 誤った方向へ行ってしまったことを後悔して 再びそこからやり直そうとしているのか? 所詮は叶わぬ願い あなたは何に向かって走ってるの? 欲望に従って走りつづけてるの? あなたは何を願って崩壊へと向かったのか 何を願ってそこまで行ってしまったのか あなたは真実を知って滅びるか 自ら真実と戦うか それを選ぶのはあなた次第… 私は何も言えないし 言ったところでどうにもなるわけでもない 冷たいようなことを言うけれど この崩壊と戦うのはあなたのみ 私たちは所詮観覧者 助けることも出来ないし 助けたところでそれはあなたに逃げ道を作ってあげるだけ いずれはぶつかる真実から一時の安らぎを与えるがための一時凌ぎ 真実とはいずれ真っ向から向かい合う そこで逃げれば人としての出来損ないになるだろう 真実を知り 真実と戦え 他人からその真実を聞いても それはただの逃げ 先に立ち塞がる真実はあなたを傷つけるのか それとも優しく包むこむのかは私には分からない 真実を全て受け入れ 己の魂をもって打ち破れ 己の醜い殻から解き放て |
| 作者コメント→普段何気なくやっていることが、時に意外な方向へ行き、とんでもない結果を出したりして後悔したことはありませんか?私はとある出来事でふと思って書いてみました。半分自分に言い聞かせ、半分はもがいてる人たちのエールで書いてみました。 |