いつの間にか君はいて
いつの間にか姿を消している
だけどどこか安心する自分の分身
ふと振り返れば私と同じ行動をしている君
ちょっと複雑で面白い君

君はオリジナルの私と同じ行動をする
だけど君の意思は一体何?
どこへ向かって思いを描く?
いつも私と一緒
一緒だけどそれ以上のことは何も出来ない
モノにも触れることも出来ないし
声を出して笑うことも泣くことも出来ない
だけど君はこうしてここにいる

こうやって密かな心の拠り所
だけど君の声も姿にも触れることが出来ないのが一番悲しい

最も近く
最も遠い
私たちは陰陽の双子

表舞台に出てこない君
何もかも裏で動くことしか出来ない君
ずっとどこかの場所でしか現れない君
そんな君でも私は安心しているよ

 

作者コメント→※いつでもどこでもいる自分の分身。それを擬人化にしてホントにいるように例えてみました。が、中身はへぼへぼ…。皆さんは何気なくある影についてどう思いますか?

"深く眠りを抱く混沌の夢"のメニューに戻ります。