| 感謝 |
| ずっと長いこと生きてきた自分 あの深くどこまで続くか分からない河を越えてしまえば 自分はもう戻れない だから今が大事すぎて 幕を降ろしたくない 流れ星が降り注ぐ 目の前でうっすらと消えていく御魂を悲しそうに見送りながら 心からの感謝を言いたい 幕が降ろされるそのときまで 恨みつらみを語り尽くして 過ぎたあの頃にさようならと告げる もう戻らないから もう振り返えらないから ただ幕を降ろしてしまったとき 自分も生き人から忘れ去られてしまいそうで怖い それでも怖がらないで 顔を上げて ずっと見守っているから だから昨日のことは振り返らないで… ありがとう さようなら 心の感謝 陽はまた昇り沈んでいく それを繰り返しながら自分達は生き続ける さよならと懐かしい人と言葉を交わしながら 次第次第薄れていく意識 自分もまた懐かしい人との再会を夢見て 今度は私がこう言う番になった さらば 愛しき者よ |
| 作者コメント→死んでくと仮定してちょっと言ってみました。って自分は死ぬつもりはないですから…(汗)あまりこーゆーこと言いませんよね。 |