携帯電話

 

どこにいても
どんなときでも
僕と君は繋がっている
この魔法の道具で…

無償に声が聞きたくなって
無償に君の前で泣きたくて叫びたくて
自分がいかに愚かな人間だと思うんだ

どうしてこんなに君の声は温かいんだろう
どうしてこんなに君に会いたくなるんだろう
君の口調
君の声
君の吐息
全て聞き惚れていたいと思うんだ

こんな自分はダメですか?

 

作者コメント→携帯電話って便利ですよね。便利すぎて声を聞きたいと思った相手に時間、場所を問わずに電話かけることが出来ますよね。それを男側に立って書いてみました。

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