広い広い私の庭
青空の下に若々しく青く茂った大平原しかない
私はその青いじゅうたんに何も考えずに寝そべった
私の真上には父なる空
背中には母なる大地と隣り合わせだ
こんな中にいると辛いこととか何もかも忘れてしまう
ただ澄み切ったモノに心を奪われ何も考えなくなっただけ
そんなとき私は無意識に歌を口ずさんだ
するとその声を聞きつけて動物達がやってくる
そして私と一緒に歌を口ずさむのだ
だってこの歌は大地の者にとっては親近感が沸くものだもの
どこまでも続く青い向こうに歌うだけだけど私達の深い絆の証なの
ずっと歌って悲しみなど吹き飛ばして…
そして私のからっぽの心に感動を植え付けて
感動を植え付けられた心はどこまでも澄み切るだろう
だから声が枯れ切るまで歌いつづけて欲しい
私の…大切な者よ |