|
しん…っとしたあの冷え切った世界
雪がしとしとと悲しそうに降って 目の前は白銀の世界
その世界を私は厳格のある庵に座って眺めてるの
もう生きているのか死んでるのか分からない瞳
その眼で白い妖精が舞い降りているのを見守ってる
私がここにいるのは世界に対して嫌気が差した
自分の存在が嫌で どうしようもできないのがもどかしくて
人が行き交う道の真ん中で突っ立て
目の前にある光景が私の存在を掻き消して
まるでいなくてもいいように扱ってる そんな気がして
だけど
行き交う人を孤立させれば
彼らも私と同じようになるのに
人は気づかず
自分の存在はなくてもいいとも考えてしまうことがある
人は生まれるためであって
無駄な命を捨てるための存在ではない
生きとし生けるモノ全て大事であって
その一つ一つが私たちを生かしていく
私たちが食事をして生きていくように
犠牲をなくして生きていけない
犠牲をナシで生きていくということは生半可のことではないし
生温いことでしかないのかもしれない
それが人生の肝心な部分だと思う
だから私も逃げないように 見失わないように
全てが私の生きる糧となって
私が私であるために
その道の極めたい
挫折しない道なんてない
挫折して 悩み苦しんで
そうやってその道を歩んでいくんだ |