星の数ほど人がいて
星の数ほど思いがある
そして
星の数ほど別れと死
人は何を思って戦うのだろう
自分の意志を刃として
敵意を向ける人に向けるのだろう
戦争は悲しみと憎しみしか生まない
それを生み出そうとするのは無謀な大人達
それに敏感になるのは罪のない純粋な子供達
無謀な大人達によって
純粋な子供達は無謀な大人へと変わっていく
そして更に争いの火種を作ってゆく
戦いを生み出して何になる?
戦いで憎しみを増やして何になる?
ただ戦いがさらに増えるだけ
増えれば増えるほど悲しみが生まれる
しかしその戦いを止める事ができる者がいる
それは――私達人間だ
生み出すのも消し去るのも人間しかできない
それが神がくれた些細な能力
人は気づかない者が多いが
私たちの心の奥にひっそり眠って
目覚めるのを待っている |