作曲してしまえば作曲家?

 ある日、突然にメローディーや和音が頭の中に響く事がある。しかるべき環境に育っていたのなら、譜面におこしていたかもしれない。最近では、そのとき運良くピアノやパソコンが傍にあれば譜面にすることが出来るようにはなったが、まとまったものが完成することは少ない。プロの作曲家は依頼されて作曲する。これはすごい事だ!私は何もない時には頭に浮かばないのだから・・・。依頼されたって何も出てこないだろうなあ、と思う。

 子どもの頃、鼻歌を歌っていた事が誰でもあると思う。あれはどこかでインプットされたメロディーであったろうとおもうのだけれども、適当にアレンジされている。あるいは、もしかしたら頭に浮かんできたメロディーだったかもしれない。子供はそれまでに耳にした音楽をベースにして鼻歌を「作曲」しているのだと思う。おそらく日本音階だけで育っていれば、それまで自分の聴いていた材料が元になって日本的なメロディーが浮かぶのであろう。しかし、全く新しい旋律や和音が浮かんできたら・・・。神様の仕業としか思えない。モーツアルトやチャイコフスキーなどの多くの作曲家は、神様が選んだ天才だったのではないかと思う。もし、自分の子供が鼻歌を歌いながら一人遊びなどしていたら書き留められる人は譜面にしてみるとよい。アンナ・マグダレーナの音楽帳に残されているように、バッハの子供たちやモーツアルトもそのような環境に育ったのでしょう。

 メンバーが足りなかったり、観客の依頼でポピュラーな曲をやるときにはアレンジをしなければならない。パソコンが手に入る前は写譜ペンが大活躍していた。便利な世の中になったもので、今は譜面にすれば音にして確認する事もできるのだ。そんな作業をしていたおかげで、音楽の構造や作曲家の常套手段(作曲法?)などが少しは理解できたように思える。今までにもいくつか作曲したものの何処かにまぎれて込んでいて行方不明である。見つかったらここに「作曲家」を気取って掲載したいと思う。ここでだけなら世間に迷惑をかけることはないのでは・・・・・・・。

続々とUPできたら良いのですが・・・   MIDI (クリックして音を聴いてください) PDF(楽譜を見てください)
おじぞうさん  MIDI PDF リコーダーの四重奏曲 (懐かしい毛呂山町のおもいで)            
はかない想い MIDI PDF 20歳の頃の作品・実は後半もあるのだが悲惨な出来でボツになった。
秘在寺の春 MIDI PDF 1988年頃の作品、静岡邦友会の皆さんが初演してくださった。尺八(D管2本、A管1本)と箏、及び十七弦箏の為の作品です。
メヌエット MIDI PDF 2006年4月、弦楽合奏の為の作品。数時間で思いつくままに最後まで書けてしまった。形を整えたいと思いながら今日まで至ったが、どうにもなっていない。6月11日初演
ハゲのフーガ MIDI PDF HAGEという音列を主題にしたフーガ、チョッとだけ遊んでムリヤリ終了している。昔、ハエ(HAE)の歌というので遊んだ事がある。HAEはシラミの歌とも言える。皆さんも遊んでみてください。