あさひへいわ文芸(十四年七月) |
短歌 雨上がり靴いっぱいに泥つけて 外遊びより孫帰りくる 尾上 郁子 若者たちが声上げはじむ武力では 平和は勝ちとれないとぞ 桑山真珠子 俳句 戦世戻さぬ誓ひ沖縄忌 黒田 淑子 涅槃図を溢れ老ぼれよろけてゐたり 島 八十一 風そよげかまきりの子よ飛んで行け 堤 八寿子 満席のコータロー・レポ梅雨晴間 寺岡 敦子 川柳 政権党暴走阻止は世論にて 猪口 茂 放水でやり合う間まだ平和 井上 正道 福島はまだまだ高い放射能 江島谷勝弘 いけにえもニヤリ低頭言い訳も 太田 芳男 憲法をかなぐり捨ててどこへゆく 奥埜 秀夫 九条がまともになれぬ自公には 上 由比 三人目曾孫は夏の真っ盛り 川端 一歩 憲法が暮らしに根付く時を待つ 近藤 正 8パーで財布がすぐに寒くなる 阪井美世子 よちよちと放された孫笑顔見せ 白井 文子 安倍軍よあの戦争で待ってます 田中 邦夫 他意ないがはしもとさんと読みにくい 中里はこべ 放言も議席に応じ許される 板東 元紀 維新の会見放されても虚勢はる 平嶋美智子 戦争はこの世の地獄悪の手 山田 保 |