あさひへいわ文芸(十五年一月) |
短歌 「原爆の灯」は雲林院に守りつぎ あかあかと燃ゆ障やる物なく 尾上 郁子 戦争へのレール敷いたと慢心の 総理の思うままにはさせじ 桑山真珠子 俳句 老きたれ恍惚たらむ冬北斗 島 八十一 リミさんの歌に熱狂寒の星 寺岡 敦子 川柳 大本営情報操作今もなお 猪口 茂 この道はいつか来た道いくさ道 井上 正道 沖縄の全勝日本うごきそう 江島谷勝弘 躍進の共産党に未来見る 奥埜 秀夫 フーフーと根菜嬉し冬の夜 上 由比 健文太渋い二人は反戦派 川端 一歩 安倍総理自共対決渋い顔 近藤 正 安倍さんの嘘八百を見ぬいたる 阪井美世子 紋付の着物箪笥で欠伸する 白井 文子 幸せの黄色ハンカチそっと出す 田中 邦夫 この流れ変えねば平和消えていく 中里はこべ アラブへの派遣社員が自衛隊 板東 元紀 災害は堅い備えをあざわらう 平嶋美智子 初夢に九条守って平和賞 山田 保 北風にうどんに七味たっぷりと 山本 一幸 生姜湯を両手に包み温もりを 山本 信子 |