あさひへいわ文芸(十五年四月) |
短歌 妙国寺のソテツの庭に腹切りし 十一烈士の息づかい聞こゆ 尾上 郁子 今度こそ渡司さんを市会に送りたし 対話と支持の輪を大きく拡げむ 桑山真珠子 俳句 のめもっと のめ山の饗応春の闇 島 八十一 小百合詠むふる里の春戻せよと 寺岡 敦子 戦前にさせえてはならぬ桜かな 黒田 淑子 川柳 今盛り老後の花は味がある 猪口 茂 米軍の猛き威圧にたじろがず 井上 正道 菜の花の美が司馬遼を思い出す 江島谷勝弘 安倍総理とうとう軍の司令官 奥埜 秀夫 戦後復興なした力をもう一度 上 由比 平均寿命過ぎてこれからが余録 川端 一歩 都構想なにわ文化の根を枯らす 近藤 正 安倍さんは聞く耳持たぬボーリング 阪井美世子 春なのに寒い朝にはコート着て 白井 文子 たじろぐな日米相手大仕事 田中 邦夫 メルケル氏の脱原発と我が日本 中里はこべ 花見客かと思ったらホームレス 板東 元紀 ボロボロの辞典私の相棒だ 平嶋美智子 我が軍は御国の為に戦場へ 山田 保 巨木に一輪桜凛と咲く 山本 一幸 今日明日桜の開花ドラマ見る 山本 信子 |